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珍兵器

ちんへいき

その名の通り、変態的デザインや外見などを持ち、なおかつ常人の発想では思いもよらない兵器の総称である。
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『武器の可能性というのはアイデアだ。性能を満たすのは技術の問題だ。私ならその対空地雷のアイデアは捨てんぞ』


珍兵器とは

革新的な新兵器やそれまでの戦術的概念を払拭するような画期的なものも存在するが、基本的には駄作兵器のが圧倒的に多く、今日に使われているようなごく一般的な兵器も当時は珍兵器として扱われた。

各国別の駄作珍兵器の例

生まれるのが早すぎた

原理だけ聞けば決して珍兵器などではなく、「こんな時代に既にこんな発想(技術)があったのか」と思わせる物もある。

が、周辺技術が追いつかず、結果として役立たずに終わっている事が多い。

旧日本軍

  • 陸軍登戸研究所

様々な珍兵器の開発に携わる。

  1. う号・・・(人工雷雲生成)粉塵爆発の応用・研究中止。
  2. く号・・・(怪力光線)マイクロ波を高出力の発電機で発生させ照射、10メートル先のウサギを殺す事に成功・実験中に終戦(後の電子レンジを髣髴とさせる技術であり、バカにできるものではない)。
  3. 風船爆弾(ふ号)・・・1万発製造したが、山火事を起こしたのと、民間人6人(うち子供5人)を殺しただけに終わった。ただし生物兵器を搭載する計画もあり、その場合恐るべき兵器になっていた可能性もある。また当時ジェット気流を発見したのは日本だけで、アメリカはどうやって日本からアメリカまでろくに制御装置もない無人の風船だけで大陸間を飛ばしたかは、終戦になるまで分からず仕舞いで、前述の生物兵器搭載の可能性もあり、実際の被害はともかく、軍上層部の心理的ショックは少なくなかったものとされる。
  4. と号・・・(電気投擲砲)携行型レールガン

  • 対空竹槍・・・竹槍にロケットモーターと爆弾を付けて敵航空機に向けて飛ばす。色々馬鹿にされることはあるが地対空ミサイルの元祖の一つとも呼べるものである。

旧ドイツ軍

  • 風砲・・・いわゆる空気砲の原理、数百mの木片を破壊
  • 音波砲・・・敵を音波で殺傷する巨大なラッパ、味方を巻き添えにする可能性大

現代では指向性スピーカーを利用した暴徒鎮圧用の音響装置があり、その先駆けとも取れる

  • 竜巻砲・・・炭素と酸素を爆発させることにより竜巻を発生させる、いわゆる気化爆弾のような原理。敵機を錐揉み状態にして撃墜する。
  • 太陽砲・・・太陽光線で敵機を撃墜する巨大ミラー(原理は古代ギリシャで対船舶用に実用化していたとされる)

アメリカ軍

  • BQ-7 アフロディテ・・・爆弾満載のB-17リモコンを取り付けて敵基地に突入させるUAVミサイルの祖先といえる代物。但しリモコン装置が最後まで不調だった。


スペイン軍

  • イクティネオ・・・19世紀に試作された、非大気依存推進機関を持つ潜水艦。


旧ソ連軍・ロシア軍

  • 1K17・・・冷戦末期に開発された自走レーザー砲。


東ローマ帝国軍

  • ギリシア火薬・・・ロストテクノロジー化。


以上が原理だけは画期的で、実際出てきたものが残念な珍兵器である
以下に記す物が原理も現実も残念な珍兵器群である

ただの出来損ない


旧ソ連軍・ロシア軍


  • ノヴゴロド・・・回転するだけだった
  • ツァーリ・タンク・・・障害物を乗り越えるために巨大な車輪を付けたら逆に乗り越えられなくなった。
  • T-35重戦車・・・多砲塔戦車、紙装甲で動きが鈍く、大きくて重すぎるため移動が困難だった
  • MiG-3・・・当時世界最速の戦闘機。が、速いだけで空中戦がロクにできなかった。
  • T-64・・・世界初の自動装填装置を搭載した主力戦車。が、よく砲弾のかわりに乗員の腕やムスコを装填した。
  • 人力地雷原除去装置・・・懲罰部隊を地雷原に歩かせて地雷を爆破させるもの
  • Progvev-T・・・さすがに上記の懲罰部隊ではマズイと思ったのか、戦車に砲塔の代わりにジェットエンジンを載せてジェット噴射で地雷を吹き飛ばそうという発想の下で生まれた試作戦車。
  • 犬爆弾・・・犬の背中に爆薬をくくりつけて戦車に突撃させる。実戦では戦車の大砲や機関銃の音に犬がびびって逃げるか、訓練をしていた自軍の戦車に突っ込んできた。

アメリカ軍

  • アメリカ空軍ライト研究所
    1. オカマ爆弾・・・あるいはゲイ爆弾は、アメリカ空軍研究所が可能性を模索していた催淫性非殺傷型化学兵器の、その計画の珍妙さを揶揄する通称である。
    2. オナラ爆弾・・・オナラや強烈な口臭のようなニオイを放ち、敵兵がお互いに「誰だよ?」と疑心暗鬼に陥るように仕向け士気を鈍らせる。1945年以来、この爆弾の有効性についての広範囲におよぶ研究が行われたが、「世界中の人々は普段その臭いをかいでいるのでオナラのニオイ攻撃だと気がつかない」ということに気がついたという。
    3. フェロモン爆弾・・・ミツバチの巣をあらかじめ設置した上で進撃してきた敵部隊にミツバチのフェロモンを噴霧し、ミツバチに敵兵を襲わせるというもの。


  • コウモリ爆弾・・・爆弾を取り付けたコウモリ。うっかり味方の基地から逃げ出したら危ないということで中止に。
  • 便器型、キッチン型、バスタブ型爆弾・・・朝鮮戦争A-1スカイレイダーに「こいつに運べないものはない!」とか言って米兵達が破壊されたキッチンシンクを爆弾に縛り付けて搭載して出撃し、投下した。ベトナム戦争時には「積めないのは便器ぐらい!」と言われたので搭載用の枠を付けた洋式便器にたっぷりの炸薬を詰めて信管を取り付けたものを搭載し、投下した。何と写真も残っている。負けじとバスタブを搭載して出撃しようとしたが、上官にばれたため未遂に終わった。なお、戦果不明。(ちなみにロシアのSu-34は便器とキッチンを本当に搭載し、アメリカのA-10のコクピット装甲は通称「チタンのバスタブ」である)
  • ローリングボム・・・投下型自走式爆弾。アメリカ版パンジャンドラム。何処に転がるか分からず味方に被害がいくことが分かり、図面段階で開発中止。
  • M388 デイビー・クロケット・・・核砲弾を発射するバズーカ。どうあがいてもぶっ放した本人まで被曝する。
  • XP-79 フライング・ラム・・・第二次大戦時に開発されていた当時数少ないジェット戦闘機……なのだが、注目すべきはその運用の仕方。なんと、主翼で敵機を「切る」ための戦闘機であった、というのはヨタ話の一つで、マグネシウム合金製のセミモノコック構造で急上昇にも耐えられる設計から「敵機に接触しても大丈夫だろう」と考えられたことと、その愛称から来た俗説。特殊な操作方法もたたったのか、試作機を一機作ったはいいものの既に戦争は終わっており、しかもその一機が事故を起こしたためお蔵入り。
  • オルコン誘導装置・・・ミサイルの誘導装置。を乗せてモニターに映した敵の艦船をにみたて、つつかせて誘導する。電子式の誘導装置が完成すると開発中止となる。
  • アコースティック・キティー・・・盗聴器を取り付けた。ワシントンの駐米ソ連大使館、の隣の公園に投入されるも敷地の手前で車に轢かれる。
  • VZ-9 アブロカー・・・アブロ・カナダがアメリカ陸軍向けに開発したリアル空飛ぶ円盤。用途としては一種のスカイカー。1m以上の高度では安定しないのでお蔵入り。

ドイツ軍

  • 超重戦車マウスラーテ・・・超巨大戦車。当然こんなものが現実で活躍できるはずもなく・・・
  • 80cm列車砲・・・世界最大の列車砲。破壊力は抜群だが発射までに手間が掛かり過ぎるロマン砲の王者。
  • ドルニエDo31輸送機:ジェットエンジンを10基も積んで搭載量3.5t。


フランス軍

  • ショーシャ軽機関銃・・・プレス機で銃を造ろうという発想はよかった。


イタリア軍

  • ブレダM30軽機関銃・・・誉める所がないと言われる。


オーストラリア軍

  • コリンズ級潜水艦・・・日本から代替品の輸入を検討する程の性能。


インド軍

  • アージュン戦車・・・インド陸軍「いらねえってつってんだろっ!」
  • テジャス戦闘機・・・インド空軍「だからいらねえってつってんだろがっ!」


ミャンマー軍


韓国軍

  • 独島級揚陸艦・・・レーダーや近接防御システムの配置に初歩的なミスが目立つ。


中華民国軍


旧日本軍・自衛隊

  • 給油艦速吸鷹野型給油艦・・・なぜか給油艦に艦載機の発進設備だけをやっつけで取り付けて給油艦兼航空母艦にしようとした。しかもこれを機動部隊に入れようとした。はっきり言ってタンカーを戦闘に参加させるものであり被弾すれば油槽部分に引火して周囲を巻き込む大惨事になるものであった。そのため船団護衛に回されたが航空機の着陸設備を備えておらず、哨戒のために艦載機を発進させるたびに使える艦載機が減っていくため使い物にならず、結局普通の給油艦・油槽船として使用された。
  • 伏龍・・・潜水服を着て爆弾のついた竿(刺突爆雷)を持った兵士が沿岸部で上陸しようとする敵部隊を海底から自爆攻撃する。潜水服が息を鼻から吸って口で吐かないと窒息する構造、射程距離が竿の長さしかない、一人が攻撃すると爆破時の衝撃で他の伏龍隊員の刺突爆雷まで誘爆をおこしてポポポポ~ンとなるなどの欠点がある。「戦争論」当時の小林よしのりでさえこれでの出撃は「絶対イヤ」と拒否した。
  • 浮沈特火点・・・大砲付きの潜水カプセル。沿岸部で待ち伏せて敵上陸部隊が近づくと浮上して大砲を乱射する。
  • 特三号戦車クロ」・・・ビックリドッキリ空飛ぶ戦車。空挺部隊用に「飛行機で引っ張って作戦区域に持っていける戦車」として、九八式軽戦車をベースに滑空用の翼と滑走用のソリを取り付けた。実際に試作してみると滑空中の操縦性が劣悪で回避もままならず、挙句に飛ばすために装甲を軽量化しまくって紙装甲のため被弾→即アウトということが判明しボツ。
  • 擬砲・・・船に載せる大砲が足りないので電信柱を大砲に似せたものを載せて誤魔化した。
  • 四式陶製手榴弾・・・金属不足により瀬戸物で造った手榴弾。
  • 木製地雷・・・太平洋の戦場で実際に使用された。
  • 62式機関銃・・・和製ショーシャ
  • 9mm機関けん銃・・・和製BA-52


イギリス軍

珍兵器を総称するもののほぼ半数以上はイギリス製。見た目もどうにも不格好で、独特のキモさを感じさせるものになっていることが多い。→英国面
幾つか著名な代表例を挙げると。

  • パンジャンドラム・・・説明不要の自走爆雷。ロケットエンジンで回転して突進する自走式爆弾。とは言うものの実は「転がって自走する爆弾」という発想はアメリカや日本もしているのだが。
  • デファイアント・・・「爆撃機・飛行船迎撃用」として回転式の砲塔を装備した戦闘機。砲塔が重くて機動性は終わっている上に、前に撃てない。
  • ハボクック・・・氷山切り出してでっかい空母つくろうぜ!という発想の氷山空母
  • ホームガード・パイク・・・武器を大量に失った際に「もう例え槍でもいいからなんか本土決戦に備えて武器作れ!」と言った役人の言葉をそのまま解釈して、水道管に銃剣を溶接した急造品の槍。イギリス式の竹槍。
  • L85・・・英国紳士自慢の棍棒、じゃなかったアサルトライフル。イギリス版62式機関銃orショーシャ。

歴史のあだ花

見た目や仕組みが独特なものやガラパゴス化したもの、カンブリア紀の多くの生物のように後継を残すことができず歴史のあだ花となった兵器も珍兵器と呼ばれることがある。

イギリス軍


アメリカ軍

  • 空中空母・・・飛行船に飛行機を積んだもの。荒天に弱い欠点を克服できなかった。
  • XB-70・・・ボンバーマフィアことカーチス・ルメイの執着で造られた超音速爆撃機。「弾道ミサイル撃った方が早くね?」ということになりお蔵になる。


ドイツ軍

  • ラインメタル社製戦車砲用サプレッサー・・・見ればわかる完成度の高い外見。


日本軍

  • クーゲルパンツァー・・・満州国で鹵獲された謎のドイツ製戦車。用途不明・素性不明の謎だらけの兵器。


カナダ軍

  • CL-227 センチネル・・・カナディア(ボンバルディア)製のフライングTENGA、もといUAV。まあこんな卑w・・・奇妙奇天烈な形状の機体も登場する辺り、UAVにはまだまだ発展の余地がいくらでもあるということかもしれないが。


実在したかどうかも不明

試作機すら見つかってないし、それ以前に話自体に怪しい部分が多すぎるため「実在すら怪しい」者達。或いは間違いで生み出されたり情報撹乱のためにでっち上げられたものも。

旧ドイツ軍

  • ハウニブ・・・都市伝説でお馴染みのナチスドイツのUFO。そもそも反重力で浮いているとか戦車砲と見せかけて実はビーム砲積んでますとか当時どころか今の技術レベルですら実現不可能な話ばかりで「実在自体が怪しい」としか言えない兵器。


旧ソ連軍

  • TP-26改・・・崖の上から鉄球を転がすと説明されるが、実は燃料の輸送用で鉄球に見えるのは燃料タンク。


蜀漢軍

  • 木牛流馬・・・猫車の一種だという説が有力。


意外な珍兵器

現代では当たり前なものであるが、レーダーミサイル魚雷などは登場した時は珍兵器としてからかわれていた物である。最近だとハリアー無人機のたぐいなども、かつて登場した珍兵器を焼き直したものである。周辺技術が成熟したので実用化となった訳だ。

日本軍発祥のものでは酸素魚雷などがある。

これからやってくる珍兵器

新たなる時代のスタンダードとなるか。それとも歴史の闇に消えて行くのか。

フランス軍

  • SMX-25・・・フランスのDCNS社が出した潜水艦のコンセプト案。デザインした奴絶対アニメの見過ぎだろ。


アメリカ軍

  • bigdog・・・改良型のAlphaDogや縮小版のWildCatも登場。


架空の珍兵器

冒頭で引き合いに出された対空地雷である。これは使いすての対空ミサイル(描写からして歩兵携帯型対空ミサイル)を砂漠に埋めておくもので、本体内蔵の敵味方識別装置(IFF)が専用トランスポンダ発の友好信号を発信しない航空機を無差別に攻撃するというもの。

もちろん民間機も攻撃対象となるが、作中では「戦場を無警戒にノコノコ飛んでいる奴なんか撃墜されても仕方ない」(要旨)として問題なしとされている。実際にエリア88の所属機も何機か撃墜されているが、(改良されていたとはいえ)最大射高が高くない事を見抜かれて無効化された。以降の登場はなし。

初代スターフォックスのベノム軌道上に出現するステルス戦闘機。全身を光学迷彩で覆っているがレーザー発射時には光学迷彩を解除する必要がある。

ACVで実装された特殊兵器。「AC用ではない兵器を無理やりACに接続して使う」というある意味で「正統派」の珍兵器(?)。

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兵器 ミリタリー 変態機

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