「無限の時が鼓動を止め、人は音も無く炎上する
誰一人気付く者は無く、世界は外れ、紅世の炎に包まれる」
プロフィール
概要
天壌の劫火とは、彼の本質をこの世の言葉で表した「真名」と呼ばれる本名である。
「全てを焼き尽くす」というような意味を持つ。
アラストールとは通称であり、神話の神の名からとっている。
普段はシャナの中に休眠し、金の輪を意匠した黒い宝石コキュートスの付いたペンダント型の神器から意思を表出させている。
顕現した姿は、灼熱の炎の中に漆黒の塊を秘め、夜空を思わせる皮膜を張った翼と本物の灼眼を持った有翼有角の巨人を形作る紅蓮の焔となる。
紅世の徒の中でも神と呼ばれる「世界法則の体現者」であり、紅世真正の魔神、天罰神とも呼ばれる。
また、その特性から唯一、同のじく、紅世の徒の神である“祭礼の蛇”を殺せる存在にして、彼が創り出す完全一式 を破壊することの出来る唯一無二の存在でもある。
神だけに威厳のある人物には違いないが、割と世話好きにして女性に対して押しが弱いなどの一面を見せたり、かつての契約者にして好意を抱いていたマティルダ・サントメールの忘れ形見ともいえる存在であるシャナに対して『女の子』の面に話が及ぶと、親バカ丸出しの保護者意識を剥き出しにする(特に初期の方ではシャナが無意識に好意を持っていた悠二に対し、それとなく厳しく当たっていた…)の傾向が強く、また、シャナをフレイムヘイズとしてのみに育てすぎたため当初、女性としての常識を教えていなかったりと割と抜けた所もあり、神様としてどうなのかと疑いたくなってしまう部分もある。
なお、悠二の母である千草に対しては、自身が及ばぬ女心や恋愛面そして保護者としての経験と認識の深さからから尊敬の念を抱いており、敬意を持って接している。