概要
著:あわむら赤光 イラスト:refeiaによるライトノベル。既刊は9巻。
あらすじ
地上に逃げてきた美少女堕天使を、主人公の美少女聖天使が追っかけてきた!
五体の堕天使と聖天使はそれぞれ、地上の男(当然美形)を《婚約者》(パートナー)に得て現代社会に溶け込む。
そして聖天使《婚約者》と協力し、堕天使たちを一体また一体と倒していくのだった!!。
サブタイトル
第1巻 | 殺戮天使が俺の嫁? | 長編 |
第2巻 | 紅バラの剣姫が俺の嫁? | 長編 |
第3巻 | わだつみの海妃が俺の嫁? | 長編 |
第4巻 | リトル・ヴァンパイアが俺の嫁? | 長編 |
第5巻 | (堕)天使たちの夏休み | 短編 |
第6巻 | 幼馴染が俺の嫁? | 長編 |
第7巻 | 中二天使(メープル)が俺の嫁? | 長編 |
第8巻 | キモウトのシナリオで俺が嫁? | 長編 |
第9巻 | 覇権を賭けた大運動会 | 長編 |
登場人物
吉岡英二
勉強が好きで、恋愛事にはあまり興味がない少年。
女の子に興味がないというわけではなく、ラッキースケベでもある。
本作の主人公であり、トラブルに巻き込まれていくことになる。
吉岡楓子
黙っていれば美少女。男子からも相当にモテる。
だが、中二病患者。本作のトラブルの元凶ともいえる人物。
英二とは、血の繋がった兄妹であるのにもかかわらず「兄ラブ」の妹。
名前の読みは「かえでこ」である。
吉岡京平
英二と楓子の父親。風貌が羆という、ダイナミックなお父さん。
職業は、代々続く葦原神社の神主。
息子には厳しく娘には甘い……なんてことはなく、娘にも躾の為の拳骨が落ちる。
吉岡優子
英二と楓子の母親。黒髪ロングで、前髪で額を隠さない髪型らしい。
高校一年の息子と、中学二年の娘がいるアラウンドフォーティーだが巫女服を着こなして、息子から見ても似合っていると思わせる程度の容姿をしている。
ラブコメが好きで、子供たちが見ている前でも関係なくイチャついたりしている。
ただし、着こなすだけでなくA.N.G.の特殊能力を無効化できてしまうなど、時折常人離れした一面を見せる。
山本理子
英二とは幼馴染。家族ぐるみの付き合いのある少女。
英二に隠し事をされるのが嫌い。
英二と「お医者さんゴッコ」と称してお互いの身体を調べあった過去を持つ。
山本舞子
理子の妹で、家族ぐるみの付き合いのある少女。
楓子の同級生。
A.N.G.
「Aavatar of Nolife Girls」の略称。
成仏する前の4人の少女の霊と、その霊を追っていた死神が、
楓子の妄想ノートが、聖なる炎で焼かれた際に、ノートに書かれていた天使たちを容れ物(アバター)としたことに由来する。
殺戮の天使 マリシエル
堕天使の中で最弱の設定をもつ堕天使。
髪の毛を自由に伸縮させたり、強度を変えたりすることができる。
死神だったらしく、A.N.G.の中で唯一、前世を持っていない。
他のA.N.G.の生前の事を知っているのは、幽世(かくりよ)のデータバンクにアクセスすることで死者の情報を得ることができるためらしい。
幽体離脱をしていた理子と舞子を葬ろうとしていたD型を止め諌めるなど、死していない者を葬ろうとはしない模様。
死神の頃は、戦巫女(ヴァルキュリア)の姿だったらしい……。
紅薔薇の剣姫 ロザリンド
生前の名前は「木村玉子」。演劇部員。享年17歳。
元来の自分と、新しく得たロザリンドという器のギャップに悩んでいた。
わだつみの海妃 アイシャリア
フルネームは『アイシャリア=ロナ=怜美』。怜美でレヴィと読むのは、名付けたのが中二病の楓子ゆえのこと。
金髪碧眼、おっとりとした巨乳のA.N.G.である。
『陣』という能力を使う。設置系トラップの様な能力だが
事前に設置しておかないといけないというデメリットもあるが
それぞれの効果は絶大である。
リトル・ヴァンパイア キキ
『キキ』は愛称で、実際の名前は『キケロクロット=ナイトメア』
裸マントの幼女。いわゆる『吸血鬼の真祖』(ハイデイライトウォーカー)である。にんにくだけは苦手。
血を吸った人間を意のままに操ることができるという一般的な吸血鬼のイメージの能力を持っている。
生前の名前は『菊子』。
純和風の顔立ちに、白い肌、白い髪、紅い瞳といわゆるアルビノだったらしい。
楓子と同じでお兄ちゃん子だった。
何歳で亡くなったかは明示されていないが、おそらくは見た目通りの年齢の時に亡くなっている。
無貌の天使 ナーシェ
身体の一部、または全てを他のものに変えることができる完全コピー能力を持つ。
第三者に変身することも、腕を剣に変えることも、身体の一部を毒性の霧などに変えることもできる。
ただし、致死性のある毒にはなれない。
1巻の初登場時、英二が見つめられた際に『なぜか哀しくなって胸が痛くなった』というA.N.G.
――その理由は、4巻で明かされる。
それは無貌の天使が、幼馴染『山本理子』であるという受け入れたくない事実だった。
5巻の短編集にて、まだ、肉体は死んでおらず、幽体離脱の状態であったこと。
東京の病院にて昏睡状態であることが判明した。
女神の聖天使 メープル
楓子の設定では主人公であり、最強の天使という設定を持っていた。
モデルは楓子らしく、主に胸部が成長した楓子の容貌をもっている。
英二に熱を上げているようだが、それは果たして『設定』のためか
それとも……彼女もまた英二と近しい人物だったのか、それはまだ判明していない。
ナーシェ……理子と共に行動していたようだが……。
5巻にて、理子の妹である山本舞子がであることが判明した。
死神
W型
殺戮の天使マリシエルの肉体を得たのが、このW型である事が5巻にて判明した。
戦巫女の姿をした死神で、死神としての仕事に忠実。
あくまでも「死者」の魂を冥府へと送っている。
D型
5巻短編集にて登場した死神。
死神として、彷徨える死者の魂を冥府に送っている。
其処には慈悲などない。
妹ノートを焼却した際、W型(マリシエル)や他のA.N.G.となった少女たちの魂が
引き寄せられたのに対して、D型だけは拒絶、排斥されている。
人の形を維持できなくなり、一度は消滅したが復活し何かを企んでいるようである。