「いじめっ子といじめられっ子のビターな恋物語」とは、漫画である。
作者は十虎。
2016年11月4日にジーンピクシブで連載開始した。
タイトルから「ツンデレいじめっ子の可愛げのある不器用なラブストーリー」なのではと手に取るだろうが、実際は「可愛げなど微塵もない不器用なんて表現で誤魔化したラブストーリー」と言った方が正しい。
えげつないいじめ(真冬のプールに沈めたり、万引きするように脅される等)をヒロインは受けるが、その洒落にならない描写がギャグで済まされる(済ませようとする)という世界観に、作者や登場人物の道徳の無いのではと話題になった。
もちろん「恋物語」なので恋愛感情もある。
元々はpixivの創作漫画であり、連載版よりシリアスに描かれている。なお、登場人物たちの道徳が無いのは相変わらずである。
あらすじ
いじめられっ子の小鳥遊雪音、彼女をいじめる結城奏汰。
ある日、ふたりの親が再婚して一つ屋根の下で暮らすことに――。
pixivで話題沸騰の「いじめっ子といじめられっ子が一つ屋根の下で暮らす話」が
全編加筆でジーンピクシブ連載化!!
pixivコミックから引用
登場人物
主に連載版の設定
小鳥遊雪音
主人公、いじめられっ子
いじめっ子相手でも抱きしめられたらドキッ///としちゃう単純な女の子(ぶっちゃけ、DV男の気紛れな優しさで振り回されるもの)。
誰にも助けてもらえない(と言うか蒼空を除いて親すらまともに頼れない駄目人間ばかり)苦しみの中でネガティブに陥っている。
結城奏汰
いじめっ子
連載版ではゴキブリを雪音の昼食に乗せる程度だったが、pixiv版ではゴキブリを生で無理やり食わせようとして(吐かせて)いる。pixiv版と連載版とではイジメた理由は異なり、内心では雪音へのイジメが許されない行為だと自覚し、罪悪感を募らせているが、読者からはそんな多少の同情など吹き消す程に悪質であり、ヘイトを抱かれている。
子に無関心な母の元に生まれて精神が未熟なために認めるより手を出してしまうタイプで根は小心者。そのため、イジメを非難した蒼空に対してはやり返した際も雪音と違い大胆な行動を取れず、連載版ではイジメの悪い噂が元でイザコザを起こした上級生に制裁を受ける際も大した抵抗が出来なかったりと、強い相手にはとことん弱い。
小田切蒼空
コンビニのバイト
とにかく察しが良く、性格は温厚で、奏汰からの攻撃にも手を上げず(殴れば雪音のイジメが過激になるのではと、内心では殴りたいけど耐えている)に忠告を繰り返す。pixiv版では元カノを自殺未遂にまで追い詰め、関係を破綻させた弟の春兎を嫌悪している。
人を傷付け、憚らないキチガイだらけのこの漫画では1番の常識人。
矢吹心夏
コンビニのバイト
蒼空の従妹
pixiv版では態度の悪い奏汰をぶん殴るだけのモブだったが、連載版では雪音の協力者になる。
小田切春兎
蒼空の弟。pixiv版では兄の元カノをイジメ、そのことで蒼空の怒りを買って殴られたら更に陰湿に元カノへの暴行を振る舞い、彼女はその不満を蒼空にぶつけて自殺未遂を起こした。しかも、関係が破綻後もイジメを継続している。イジメられる側に問題あると、自身の行為を棚上げするタイプで、元カノの自殺未遂も自分を殴ってイジメを過熱化した兄のせいだと言って憚らない。
クズ過ぎて不評だったので、連載版では雪音の味方になった。
小鳥遊仁
雪音の父。娘がボコボコにされて帰ってきても無関心なクズ。雪音の実母とは事故によって死別したが、玲奈と再婚する。
結城玲奈
奏汰の母。自分の恋愛に夢中で子どもへの関心に薄く、少なくとも3回は離婚している。息子が風邪引いても無関心で、pixiv版で引いたのがインフルエンザだったために雪音に看病させて自分と夫はホテルに避難した毒親。雪音の父の仁と再婚する。
連載版完結後
炎上して作者のTwitterが鍵垢になり、いつの間にか失踪してた。
pixiv版は完結しておらず、作者のアカウントも消滅しており、2024年現在は、作品も削除されている
外部リンク
https://comic.pixiv.net/works/2903
連載版はここから読める
https://www.pixiv.net/artworks/57614019
pixiv版 第1話(アカウント消滅済)
https://togetter.com/li/1114945#matome
この漫画の評判
別名・表記ゆれ
関連タグ
いじめ 胸糞 ジーンピクシブ pixiv漫画 オリジナル漫画 十虎
理不尽暴力ヒロイン:性別は異なるが、作者と読者(と言うか世間)の温度差を踏まえずに冗談やギャグ描写、フィクションで許される範疇を超えた悪質さを描いてしまった結果