概要
共に31Bに所属してこそいるがいちごは妹のすももと共に待機命令を無視したり授業中に野球盤で遊ぶなど問題行動も多く、蒼井もそれに対して注意しても聞き入れなかったため問題児という見方が強い人も多かった。
しかしそれらの行動は全てある目的を持って意図的に行われていたものだった
いちごの真意(第2章のネタバレ注意)
実際の所いちごは蒼井に対して悪感情を持って接していたわけではない。
これらは全て蒼井の為でもあった。
蒼井はかつて29Aに所属していたのだが「オペレーション:トレミー」の際に仲間を喪った事、そして蒼井の持つ「ハイパーサイメシア」によって忘れる事も出来ずずっと苦しみ続けていた。
その為水瀬姉妹はあえて嫌われ役を演じることで蒼井に強くなってほしかったのだ。
また見逃しがちだが規則に厳しい手塚指令もその真意を知る一人であり、「優しさだけが正しいわけではない」という考えから黙認していた。
また31BのイベントであるRequiem for the blueではいちご目線から見た蒼井の事が描かれているが
・夜毎に悪夢にうなされる蒼井の手を握る
・31Aのバンド活動で笑顔になっている蒼井を見て嫉妬する
・自分たちのやってることが正しいのか不安になる
・蒼井の事が気になってこっそり尾行する
・部隊の最後方に立つ蒼井に自分たちを信頼するよう言う
・蒼井がお守りを作ってることを知って嬉しくなる
など実際の所は蒼井の事が心配で心配でたまらないのである
またいちごも
・蒼井の手を握り続けた影響か殺し屋時代に身についていた浅い眠りを忘れるほどにはぐっすり眠る事が出来た
・お守りのお礼にアイビーで作ったシュシュをプレゼントしようとする
等の影響を受けており、これらについては深く感謝していた。
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この先第2章の最重要のネタバレ注意
いちごは31Bの面々と共に取ってきたアイビーで作ったシュシュを蒼井にプレゼント
ようやく一つになったこの部隊でもっともっと先を目指せるといちごは信じていた。
しかしそれは二度と叶わない夢となってしまった
オペレーション・プレアデスの最中に予定にない大型キャンサー、レッドクリムゾンが出現。
その強大な攻撃能力を脅威に思った司令部は31A、31Bに討伐を命令する。
その最中で蒼井はセラフの力を最大限引き出し両部隊を守り続けた。
その代償として蒼井は力を使い切り、程なくして亡くなってしまった
しかしどれほどレッドクリムゾンの攻撃が強大だろうとその攻撃がただ1度として両部隊に届くことはなかった。
アイビーの花言葉は「友情と不滅」
それが示す通り31Aと31Bとの友情で前を向くことが出来た蒼井の力はキャンサーの攻撃を決して通さない不滅の盾だったのだ
また、イベントやメインストーリーのエンディングであるAfter You SleepであるがRequiem for the Blueに限り最後の歌詞が変わっている。
それはまるでずっと素直になれなかったいちごの後悔と願いを吐き出すかのように。
もう名前を呼んでも声は届かない 言えてないことがこんなにまだある
生きる意味さえも教えられたんだ 眩しすぎて目を開けていられない
目覚めた朝には隣にいなくて 当たり前のように探し歩くだろう
いつか出逢えたら同じ空の下 聞いたこともない言葉で叱って