概要
「はだける」という言葉の頭に“お”をつけて丁寧な言い方をした言葉。ただし、動詞の頭におをつけるのは正しい日本語でないので、実際はネタ的な意味合いで使われている。
食戟のソーマでは
漫画『食戟のソーマ』では、薙切仙左衛門を初めとした薙切家の人物が使える技のようなもので、真に美味しい料理を食べた際に演出とともに服がはだける。作中では仙左衛門のほか薙切えりな、薙切薊、薙切真凪、薙切レオノーラ、薙切宗衛が「おはだけ」、もしくはそれに類する物を発現している。
味の感想によってはだける服が違うらしく、秋の選抜本戦、第2戦にて田所恵の品を食べた仙左衛門はふんどしのみがはだけていた。またレオノーラのみ服ではなくカタコトがはだけるというよく分からない「おはだけ」を見せる。
「おはだけ」には上位や亜種とされるものがあり、それが「おはじけ」と「おさずけ」である。「おはじけ」は「おはだけ」の亜種であり堂島銀曰く「薙切家が代々受け継ぐ、精神力による衣の爆発四散」。要するに服が四散する「おはだけ」。描写自体は秋の選抜本戦決勝の時点で見られたが、明言されたのは進級試験での創真対葉山の食戟以降のこと。
「おさずけ」は「おはじけ」の更に上位に当たるもので堂島曰く「おはだけするに相応しい、心のハーモニーに満ちた皿を味わった時、薙切の血に流れる精神力が波動となり空気中に放たれることで、薙切家の者以外にも一時的におはだけを波及させ、伝え授ける現象」。要するに周囲の人間を強制「おはだけ」させる技。さらなる上位技として「おはじけ」を伝播させる「おさずけ」や、「おはだけ」や「おはじけ」のように服をひっぺがすのではなく、服が消えていくような演出の「おさずけ」も登場した。また、「おさずけ」のエネルギーが建物にも波及し、城郭をはだけさせる(爆散させる)という現象も起きた。
余談
「薙切の血」と言われてはいるが、「おはだけ」自体が特殊なレオノーラはともかく、婿入りの薊も使用しているため、血縁だけが使用条件では無い模様。そのため、最終的に薙切家に養子に入ることになった薙切朝陽が使えるのかは不明(朝陽は薊の血の繋がった子供ではあるが、その母親は薊の妻である真凪ではなく、真凪と出会う前に行きずりで出会った遊び人の女性。そのため薊同様、薙切の血は入っていないことになる)。そもそも、薙切の血を継いでいても薙切アリスは使用しておらず、できるともできないとも明言されていない。このため、薙切家の人間であれば誰でもできるとは言いきれない。
作中では演出として、食べた人物が悶えたり、全裸になったりするのが常であるため勘違いされるが「おさずけ」以外で薙切家の人物が実際に服が脱げたことは無い。