「最上の香りを奏でろ」
「俺は 潤のために闘う」
概要
褐色の肌と銀髪が特徴の、遠月学園高等部1年生の男子生徒で、薙切えりなの神の舌に匹敵する才能を持つと目されているトップエリートでもある。
「秋の選抜」では、幸平創真と黒木場リョウの二人を下す形で決勝戦を勝利し、名実共に(運営側である十傑評議会に属する薙切えりなを除く)1年最強の実力者の座に君臨した。
潤と共にスパイスを研究しており、私生活に問題が多々ある潤をフォローすることも多い。カレーやスパイスに関する豊富な知識を持っている。非常に鋭い嗅覚を持ち、料理においては香りを最も重要視している。
元はインドのスラム街で暮らしていた孤児であったが、潤が悪質なスパイスを売られそうになったのを止める形で出会う事になり、その才能を見出した彼女によって、「葉山ゼミ」の教授を身元引受人にする形で遠月学園に招かれる事になった。
年上の潤に対してタメ口ではあるが、自分の才能を見い出しスラムでの劣悪な環境、他人に虐げられる人生から救ってくれた彼女に対しては深く感謝しており、非常に強い想いを抱いている。それ故、彼女以外の人間関係や学生らしい青春への関心が薄く、その点を潤から心配されている。
アキラが学園内で常にトップの成績を出し、食戟や秋の選抜で勝利し続けるのは、負ければ全てを失ってしまうという、異常なまでの強迫観念に取り付かれてしまっているが為。準決勝時の不気味な笑みの真意に唯一気付いた堂島銀は、その強大過ぎる才能が自らの身を滅ぼす要因になりかねない事を懸念している。
そしてその懸念は、中枢美食機関の発足と同時に現実のものとなってしまう...。
薙切薊が遠月グループ総帥の座を乗っ取った直後、汐見ゼミの取引先からプロジェクト見直しの連絡を受ける。その理由は薊が裏で手を回したためであり、さらにゼミで続けてきた研究までも奪われてしまい、創真たちのように食戟で抗うという手段をとることができなかった。
汐見の今後を保証する条件として機関に加わることを余儀なくされ、止めようとする汐見の言葉も届かないまま十傑の欠員補充に伴うバトルロイヤルで並み居る強豪を叩き潰し、1年生で唯一勝ち残り暫定ながら九席の座につく。
十傑になって最初の仕事は「進級試験の試験官として反逆者たちを料理で負かし退学に追い込むこと」であり、アキラは踏み絵として創真を負かすことを命じられた。
以前とは打って変わって冷酷な面を見せていたが、自分の全てであった汐見を自ら突き放してしまったことで、料理の目的を見失っており、技術面では拮抗しながらも創真に敗れた。
直後に現れた汐見の愛のビンタでやっと我に返るも、創真を止められなかったことによって他の反逆者たち同様に退学させられることになった。
連帯食戟ではアリスたちと同じく牢屋で勝負を観戦している。
連帯食戟で反逆者側が勝利し、汐見ゼミを取り戻した葉山は十傑第四席に就任し2年に進級した。黒木場とはこの間に食戟を繰り広げ17勝16敗と互角の勝負を演じている。