おばちゃん(ゼルダの伝説)
おばちゃん
ゼルダの伝説トワイライトプリンセスの登場キャラクター。
後述する理由から、本編ではアイテムとしても使用出来る。
ダチョウのような体におばさんを思わせる人間じみた顔を持つ、謎の生き物。
また『おばちゃんの息子』なる雛鳥(?)もおり、そちらは子供の顔から羽が生えたような見た目をしている。
言葉を喋る事が出来、リンクには明るく気さくな言動で接して来る。
作中では何故かリンクの行く先々で何度も壺に閉じ込められており、壺を壊して助ける事でアイテムとして彼に力を貸す(ちなみに爆弾で壊しても平気である)。
いわゆる脱出アイテムであり、使用するとダンジョンから一瞬でリンクを脱出させてくれる(おばちゃんは使用場所に居座る)。また、この時におばちゃんの息子もアイテムとして手に入り、こちらを使った場合は以前おばちゃんを使用した地点(=おばちゃん待機場所)まで再び転送して貰う事も可能(勿論ボスの目の前でおばちゃんを待たせての脱出もできる)。
おばちゃんという名前は、スクリプト担当が彼女の台詞をオバチャン言葉で書いていた所からスタッフ間で自然に名付けられた物である。
また、容姿はキャラデザ担当が会議中に描いた落書きを元にしている。
ちなみに今作のリンクは歴代に比べて感情豊かで様々な表情を見せるのだが、一部のアイテムを入手した際などにも表情が変わることがある。そのためおばちゃんを初めてアイテムとして入手した際にその時のリンクの心境がよく分かる表情をする。どんな顔をしているかは実際に調べて見てみよう。
なにも、そんな露骨な顔しなくても……。
実はその正体は天空人であり、リンクと度々再会するのも天へ戻る方法を探すべく各地を旅している為だった(再会自体は偶然だったが、後にリンクへ付いていった方が得と見て必然と化していく)。
……作中にて『(ダンジョンの)元の場所に戻してくれたりする親切な人』と称されているが伏線だったという訳である。
最終的にはリンクが天空人の故郷である天空都市へ赴くのに同行し、無事に目的を果たす事が出来た。
また当然ながら、天空都市にはおばちゃんの同族である同じ容姿の天空人がウヨウヨ居るが、天空都市は地上との交流が途絶えて久しい為に彼らとは言葉が通じず、その都度おばちゃんが通訳する事となる。
なお天空都市へ戻った後も協力してくれるが、ここからは『天空都市内の店へ転送する』という効果になり、天空都市もダンジョン扱いなので直接ダンジョンを脱出することは出来なくなる。ただし店の位置はダンジョン出入り口のすぐ近くになっているため脱出アイテムとしての機能は間接的に健在。
そして天空都市を支配していたナルドブレアを倒した所で完全な別れとなるものの、おばちゃん自身はあっさりと別れの台詞を延べるのみなので特に感動的なシーンではない。
最後の最後まで明るくブレないおばちゃんなのであった。
姫川明のコミカライズ版では8巻に登場。ゲスト出演だが活躍が増えている。
リンク、ミドナ、シャッドが天空都市にやって来た際に横切り、シャッドに声を掛けられたことでガイド役を買って出る(観光ガイドのためハイリア語が何とか喋れるとのこと)。
このため天空の言葉を学んでいたシャッドにはガッカリされた。
その後、暴れ回るナルドブレアを皆で協力して撃破。リンクの一撃によりナルドブレアは元の聖なる竜へと戻った。そしてシャッドを大砲によって地上まで送り届けたのだった。