概要
学園ものの恋愛ゲームというと、通常なら『複数のヒロインから1人をプレイヤーが決め手攻略する』というコンセプトなのだが、この『こいびとどうしですることぜんぶ』はヒロインが一人で固定されており、他の女性キャラクターは攻略できないという大きな特徴を持つ。
そのため、ゲーム中で出てくる選択肢も玖羽の反応が変化するものやHシーンでの差分程度の差や変化しかしないが、ゲーム中で最後に出てくる選択肢はストーリーが大きく変化する。
といっても内容は分かりやすいし『お嫁さんルート』と『お母さんルート』のどちらかに分岐するものだが……
本作は凌辱もNTRも皆無の完全なるライト系のイチャラブゲーなのだが、とても幸せな人生や学生生活を過ごす主人公とヒロインを自分と比べて、自分の惨めさに絶望してしまうため、本作を『鬱ゲー』と称するプレイヤーもいたらしい……
また、本作はエロゲでおなじみの『登場人物は全て18歳以上です』を逆手にとって主人公とヒロインが本当に結婚して夫婦になりそれに伴い名字で呼び合っていた二人が、名前で呼び合うようになる。
ストーリー
「俺と付き合ってくれ、園生!!」
「うん」
主人公の青年、遠藤陽介の思い切った告白は最高の形で報われた。
ずっと好きだった女の子と、今日からは相思相愛の恋人同士。
「私からも……言っていいの?」
学園史上最高の秀才であっても、物静かで人付き合いが苦手な彼女。
けれども、俺との時間を過ごすごとに、花びらがほころびるように少しずつ、
もの柔らかになていくのがわかるんだ。
手のつなぎ方すら知らない俺達だったけど、だからこその、このドキドキ。
「もっと、する?」
教室で、廊下で、校門で、街中で、部屋で、仲間内で、どこだって。
二人、手探り一つずつ覚えていく。
どんどん深く、甘く、濃厚に、丁寧に どこまでも
恋人同士ですることを、全部、彼女としていこう。
(以上、閉鎖された公式サイトより抜粋)
登場キャラクター
遠藤陽介
本作の主人公、詳しくは個別記事を参照。
園生玖羽
本作のメインヒロイン、詳しくは個別記事を参照。
世良つかさ(せら つかさ)
陽介の悪友その1にして、陽介と玖羽を見守る内の一人。
玖羽のあだ名である『くーりん』の名付け親。
実家は不動産会社の一人娘らしいが、とても気さくで親しみやすい。
羽合航路(はわい こうじ)
CV:小次狼(ただし、ゲーム中はボイスなしでドラマCDのみ)
主人公の悪友その2。
苗字が理由で両親からハワイの英才教育を受けており、航路本人としてはそんな両親に呆れているのだが、ロコモコやパイナップルといったハワイに縁のある食べ物を食べたくなるなど、その教育は確実に身に沁みこんでいる。
等々力チカ(とどろき チカ)
主人公達の担任を務める女教師。
だがそれを連想させる雰囲気は全くなく、むしろ子供っぽい性格と雰囲気をしている。
つかさとは付き合いが長いようで、歳の離れた友達のように「チカぽん」「トドちゃん」と呼ばれることもある。
つかさの実家である世良不動産の店子であり、それが理由で陽介と玖羽の同棲をつかさから口止めされているが、チカ本人としても陽介と玖羽の交際を応援している。
ちなみに『料理ではアドリブが効かない方』なようで、料理が手詰まりになってしまったこともある。
園生 春一郎(そのお しゅんいちろう)
陽介のバイト先である研究所の主任であり玖羽の父親。
が娘が陽介と交際している件に関しては肯定的である。
園生 理伊(そのお りい)
某発明会社の社長を務めている女性で玖羽の母親。
玖羽の天然さは父親譲りだが、聡明さと雰囲気は母親譲り。
主題歌
「こいびと★アクセント!!」
関連グッズ
抱き枕
商業エロゲでおなじみの抱き枕、記載するような点は特にはない。
サントラ
ゲーム中でのBGMや主題歌が全て収録されており、ゲームの愛称に由来してかジャケットは昆布である。
ドラマCD
正式タイトルは『こいびとどうしですることぜんぶ・アンコール』
本編(『お嫁さんルート』と『お母さんルート』)の後日談が主に収録されている。
公式ノベライズ
タイトルは同名で、作者は御莉氏。本編開始からお嫁さんルートを経由してのエピローグまでが収録されている。(もちろんHシーンも複数収録)
pixivにおいて
関連タグ
こんぶ:略称。
関連・類似する他作品
いたいけな彼女:『ヒロインが一人しかいない』繋がりだが、作品のカラーは正反対である。
奴隷との生活 -TeachingFeeling-:『ヒロインは一人で固定で、そのヒロインとのイチャラブをひたすら堪能する』とコンセプトが似ており、ある意味でこんぶの後輩ともいえる同人アダルトゲーム。