概要
『この恋あたためますか』は、2020年10月~12月にTBS系列の火曜ドラマ枠で放送されたテレビドラマ。
夢破れた元アイドルのコンビニアルバイト店員と業界最下位のコンビニチェーン社長が「一番売れる」スイーツ開発に奮闘しながら惹かれ合っていくラブストーリー。キャッチコピーは「今年はいろんなことがありました。甘いものは、人を幸せにします。」。
主演は森七菜。森は本作が連続ドラマ初主演となる。主題歌は、SEKAINOOWARIの「silent」。
登場人物
- 井上樹木(演:森七菜)
本作品の主人公。ココエブリィ上目黒店のアルバイト店員。
夢であったアイドルグループをメジャーデビュー前にクビとなり、無気力に同店でアルバイトをしている。コンビニのスイーツだけが生き甲斐でSNSアカウント「キキかじり」でスイーツ批評をしているが、その的確な批評が本社社長の浅羽の目に留まり、本社商品部スイーツ課の社員に引き抜かれ、浅羽とともにコンビニオリジナルの「一番売れる」スイーツ開発を手掛けることになる。そのスイーツ開発を通して、浅羽に惹かれていく。
- 浅羽拓実(演:中村倫也)
ココエブリィ社長。冷徹な超合理主義者。
東京大学を卒業後、eコマースを扱う外資系ネット通販会社「エクサゾン」で輝かしい経歴を歩み、コンビニ業界シェア第4位のココエブリィの改革を託されて出向し、本社の社長に就任する。コンビニの定番スイーツであるシュークリームのリニューアル案を打ち出し、偶然、樹木のSNSでのスイーツ批評を目にし樹木とともにスイーツ開発を手掛けることになる。そのスイーツ開発を通して、樹木のひたむきさに惹かれていく。
- 新谷誠(演:仲野太賀)
「ドルチェキッチン」の社員。樹木のスイーツ開発の相棒的存在。スイーツ開発を通じ樹木の明るく元気な人柄に触れ、彼女に恋愛感情を抱く。
浅羽は地元の先輩で幼いころから付き合いがあり、彼のことを「拓兄ィ(たくにぃ)」と呼び慕っている。実家は地元で有名な洋菓子店「Royal Cafe & Cake」であるが、専門店のパティシエは手掛けるスイーツのアイディアを一から十まで全て自分で考えなければならず、それが苦手なために跡を継がずに現職に就職している[注 3]。アイディア出しは苦手であるが、浅羽や神子のスイーツ開発のダメ出しに真摯に応えるなど職業意識は高い。
- 北川里保(演:石橋静河)
ココエブリィ本社・商品部スイーツ課の社員。浅羽の元交際相手。
かつて仕事の多忙によるすれ違いで交際関係が破局を迎えた浅羽と、彼がココエブリィ本社の社長に就任したことで再会を果たす。