概要
2016年以降pixivに実装された新機能。
簡単に言えば、これまであった評価とブックマークをまとめたというもの。
これまでと異なり、評価が10段階の点数方式だったのに対し、評価するかしないか、というシンプルな評価方式となった。
ただし、ブックマークと統合されてしまったため、作品を単純に評価するにしても必ず作品のブックマークが必須となっている。
実装されているユーザー
2016年11月現在(この記事の作成時点)で、この機能が搭載されているのは全ての「pixiv公式アプリ」使用者(大半のスマートフォンユーザー)と、一部の「リニューアルpixiv」ユーザーである。
何れの場合も従来の評価・ブックマークは不可能になっている。
問題点?
前述の通り、ブックマークと評価機能が統合されてしまったため、ユーザーが軽い気持ちで評価することなど、これまで評価で可能であった機能がブックマーク基準となったことで出来なくなっている。
また、点数評価も不可能になっている(これについては、1点爆撃などに困っているユーザーから点数方式の廃止を主張されていたため功罪ある)。
現在最大の問題として、アプリもしくはリニューアルされたpixivを使用する形となっているユーザーと旧来のユーザーが混在しているため、従来の評価方式が併存しているという点である。
アプリやリニューアルユーザーにより作品に「すき!」された場合、旧来のユーザー基準のシステムを通して見ると、評価10点とブックマークが同時に入っているという状態になる。
このため、旧来のシステムのまま使いたいユーザーの中には、「すき!」をしてから「すき!」マークをわざわざ外すことで通常の10点評価と同じ使い方を疑似的に行うものがいる。
しかしながら、作品の提供ユーザーにとっては「ブックマークをされたにもかかわらず外された」と何気にショックな出来事が発生してしまっている。
また、すき!が実装されているユーザーについて、スマートフォンユーザーに対してはアプリダウンロードの時点で告知されているのに対し、PCユーザーには一切変更告知がされていない。
更に、リニューアル対象者がこの機能の実装・つけ外しが自由に出来るのに対し、非対象者は2016年12月現在その存在すら知らない場合が多い。
これは、PCサイトの機能説明においては実際にリニューアルされたユーザー専用のもの以外説明が一切存在しないことによる。
その後
ブラウザ版・PCサイト版においては、その後の点数制度廃止による「いいね!」機能への移行が成された。ただし「すき!」と違いブックマークとは分離されている。
一方でROMユーザーのスマホアプリ移行が進んだ影響か、新しい作品ほど、また二次創作の場合は元となる作品の年代が新しい(=検索し興味を持つユーザーの新規率が高まる)ほど、「いいね」の数を「ブックマーク」が上回る状態が発生している。