概要
鳥取県伯耆地方に伝わる憑き物筋(憑き物を使役し財を成した一族)の総称で、同地域では狐憑きを「狐ヅル」と呼ぶ。
ソンツルと呼ばれる者の殆どが、75匹の眷属を引き連れるといわれる人狐に憑かれた狐ヅルであるが、雌の鼬やトウビョウと呼ばれる憑き物に憑かれている場合もあるという。
トウビョウは蛇やミミズのような姿をしており、憑き物筋と敵対する者の皮膚と肉の間に潜り込んで害を為す。
また「カタ」と呼ばれる斑点ができる皮膚病のある家筋も「ソンツル」と呼ばれていたという。
創作での扱い
- 水木しげる作品
大きなミミズという解釈で妖怪画が描かれた。