概要
クレしん番外編のひとつ。単行本49巻にて連載。
タイトルの元ネタはおそらく「ごくせん」。
私立マサチューセッツ猫背高校を舞台に新人おバカ教師しんのすけが学校を支配する不良グループに立ち向かっていく。
登場人物
本作では新人おバカ教師。年齢は自称25歳。担当教科は美術で3-Dを担任する。
おバカな言動は相変わらずだが、それにより次々と不良たちを更生させた。
最終的にはその活躍を知った教育委員会の依頼で蛇イチゴ女子高等学校に転勤し、そこで新たな戦いの幕開けを匂わせるラストで物語は幕を閉じた。
―熊根グミ
3-Dの生徒。不良グループに目を付けられいじめを受けていたが家が母子家庭の為いじめの事実をずっと母に隠し続けていたがついに我慢の限界に達し、退学届を渡したがしんのすけのアドバイスを受け立ち直る。
その後親友であったサーヤが不良グループの影のボスたと知り、生徒たちにリンチされそうになる彼女を救おうと説得を試みたが通じず、それでも生徒たちを説得しサーヤを救出した。
馬田
宇佐木
グミの同級生。眼鏡をかけた男子が宇佐木、女子が馬田である。不良グループの悪行を見てグミと共に不良グループに立ち向かうことを決意する。
不良グループ
―鷲津神サーヤ
鷲津神理事長の娘でグミの親友。だがその正体は不良グループの影のボスだった。不良たちを金で雇いやりたい放題していたが、しんのすけの活躍で不良たちは全員更生してしまった上に、不良グループの影のボスであることも知られてしまい失脚。全生徒たちにリンチされそうになるがしんのすけの機転で脱出すると、学園に復讐しようとチンピラたちを金で雇おうとするが、逆に身代金目的で拉致されそうになりグミに助けを求める。その際に同じ母子家庭なのに親子関係が良好なグミをずっと妬んでいたこと、母が自分を見てくれない孤独を埋めるために不良グループを結成し、グミに理不尽ないじめを行ってしまったことを明かし、謝罪する。
最後には全生徒に謝罪した後自分のせいで娘がグレてしまったと理解した母が謝罪したことで和解、更生した後は他の不良グループの生徒たちとともに奉仕活動に励んでいた。
―犬又ション
不良グループの表立ってのボス。蹴りで標識を曲げるほどの怪力の持ち主で、夢も目標もなくこんな世の中ぶっ壊してやりたいと思い不良グループに入りサーヤに言われるままに暴れまわっていたがしんのすけの助言で解体工という目標を見つけたことで更生した。
その後、完全に彼女のことを見限ったらしく、リンチされそうになった際も遠くから傍観していた。
―猿脇アズサ
不良グループの一員。中学時代はいじめられており、自分の身を守るために不良グループに入りサーヤの気に入らない生徒をいじめていた。しかしある時サーヤの命令でしんのすけに痴漢冤罪をかけようとしたが佐賀元を身代わりにしたため失敗。サーヤに見限られ彼女を削除するよう命令された取り巻きの女子二人に始末されそうになりヤケになり屋上から飛び降りようとしたが、しんのすけが破損した箇所にリングロープを張っていたため落ちそうになりパニックになっていたところしんのすけに「止まってほしかったらまず自分が止まれ」と言われたのを「いじめられた仕返しに誰かをいじめていたらいじめはなくならない、自分が止まらないといけないんだ」というアドバイスととらえ、更生した。
その後、完全に彼女のことを見限ったションと違い、リンチされそうになった際助けようか迷っていた。
教員
―鷲津神政華
サーヤの母。私立マサチューセッツ猫背高校の理事長であり県会議員でもある。夫は居ない様子。社会をよくしようとしている反面、多忙なためほとんど家には帰れずたまに娘に会っても厳しい言葉をかけるばかりであり、彼女の孤独を助長させてしまう。こうして彼女はグレてしまったが鰐谷校長の隠蔽工作もありそれに気づくことができずにいた。
最後に娘が不良グループの影のボスだったと知ると学園のことを鰐谷に任せっきりにしていたことを謝罪した後自分のせいで娘がグレてしまったことに気付きサーヤを探し出して謝罪、その後は娘との時間を大切にするようになった。
―白鳥目
3-Bの担任。美人であるためしんのすけから気に入られている。3-Dの担任となったしんのすけを心配していた。
―佐賀元
しんのすけのせいで猿脇によって痴漢に仕立て上げられる。
―鷹田
元々の3-Dの担任だったが本編の3か月前に地方に飛ばされており、不良グループの真相を探ろうとしたため左遷されたと白鳥目は考えていたが、実際は不良グループを更生させるため真相を探っていたところサーヤに命を狙われてしまった為、身を守る目的で鰐谷校長によって地方に異動させられたことが明らかになった。
―鰐谷
校長。鷲津神理事長に責任を取らされるのを恐れ不良グループの存在を隠蔽している。
―黒戸影
教頭。鰐谷とともに不良グループの存在を隠蔽しようとする。
その他
秘書田
政華の秘書。
ブラッディ
街の不良集団のリーダー。壁に穴をあけるほどの怪力の持ち主で、身代金目的でサーヤを誘拐しようとしたが救出しに来たしんのすけの石頭で拳を砕かれカンチョーで止めを刺された。