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ひょうほん星人

ひょうほんせいじん

ひょうほん星人とは、原作漫画『GANTZ』のスピンオフ作品『GANTZ/MINUS』に登場したキャラクター
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トラ星人討伐

強敵「トラ星人」を討伐し、神功明里は恋人の汐原懐里を再生させ、激闘を終えたメンバーが「家に帰れる」と安堵する。
しかし...

「あーたーらしいー朝が来た 希望の朝だ♪...」

-おい、なんだ? 帰れるんじゃなかッたのか?-
-そんな...こんなことッて-

緊急ミッション

ひょうほん星人
特徴:人体標本、つよい、ずるがしこい
好きなもの:人間の身体、暗いところ

-この状況は異常だ。それだけはわかる。おそらく、普通のミッションではないだろうな-

強敵を倒したメンバーらを待ち受けたのは生還による安堵や、恋人との再会による喜びでもなく...

本物の絶望だった

概要

「くふふ......また来たね、また来たね。いいぞ、すてきな素材がどッさりだ。いいねいいね、どんどんばらばらにしようね。ほらほら、どんどん意識が暗くなっていくねぇ。でもそう簡単には死ねないんだ。もうすぐとても痛くなるんだよ。だけど喚けないし、暴れることもできない。なにしろばらばらだからねぇ」

突如発生した緊急ミッションで、たった一体のみの標的となった星人であり、大樹、明里、和泉、西らに立ちはだかった本作のラスボス

体長180cm〜190cm
瞼、唇、頭髪などは無く、光沢のある筋肉質な皮膚無し人体標本に、4本の腕と伸縮自在の細い副腕が無数に生えた姿。

原作やスピンオフを含めて登場した星人たちの中でもトップクラスにグロテスクで、一度見れば忘れられなくなるような戦慄する外見をしている。ちなみに、この星人は原作者である奥浩哉氏のお気に入りらしく、そのデザインは原作『GANTZ』に登場する”あの最強の星人”の容姿として逆輸入されている(当記事「関連タグ」欄より)

*閲覧注意*
外部リンク

性格は非常に好戦的。楽しげに鼻歌交じりで饒舌に話す口調から感じる異常な不気味さ。人間を生きたまま解体することを好み、戦う相手に迫り来るを実感させ、じわじわと嬲り殺しにする。薄暗い夜の学校を根城に戦闘や虐殺を楽しむ極めて残忍で危険な星人

これまでのGantzミッションの標的とされた星人は、基本的に「異星人狩りを行うGantz戦士の襲撃に対する反撃や同族を殺された報復」という形で戦闘を行なっていたが、ひょうほん星人の場合は「襲撃してきたGantz戦士たちを逆に待ち伏せし、生き残るためではなく、拷問と虐殺のために楽しみながら戦う」という、それまでの者と比較しても明らかに異質な存在である。

人語を解すると同時に流暢に話すことができ、会話で相手を追い詰めるなど、人間並みかそれ以上に高い知性をもつ。高い身体能力や機動力、卓越した白刃戦や暗殺術に加えて対GANTZメンバー戦にも長けている。狡猾な性格故に騙し討ちや死んだふりなども当然のように行い、次々に転送されてきたメンバーを片っ端から解体して回った。幾度も死線を潜り抜け、数多くの屍を跨いできた大樹をして「背筋に冷たいものが駆け上がるのを止められない」「体の芯からの震えが止まらない」という相手。

また、大樹はひょうほん星人について、

「今までの星人との戦いも常に生死と隣り合わせでいつ命を落としても不思議じゃないものだった。しかし、それでも戦い続けられていたのは、常にその戦いの中に僅かでも希望があったからだ。しかし、今対峙している星人は違う。あんなものに勝てるはずがない

「むしろあの星人に身を委ねて潔くばらばらになって死んだ方が、星人と戦うことを選択した故にこれから訪れる恐怖や絶望を味わずに済むのではないか」

と心中で語っている。

歴戦の猛者や交戦的なメンバーで構成され、勢い付く東京チームを恐怖と絶望のドン底へ叩き落とした。

「ああ、そういう顔はやめたまえ...そういう表情を浮かべると、仕上がりで皺になるんだ。じつはね、キミの皮膚を拝借しようと思ッていてね。きッといい出来になるぞ。さ、こッちへおいでよ。なにもできないように、そうだな、まず、身体中の運動神経を全部切ッてあげよう。ああ、大丈夫、感覚は全部残しておいてあげるからね。苦痛も味わわせてあげれば最高だッたんだけど、これだけはねぇ...残念だな」

「はいそこのキミ、逃げない逃げない。順番だからねぇ。 死ぬんだよ。死ぬのを意識しながら死ぬんだよ。自分がバラバラになるのがわかるんだよ。すごいねえ、すごいよねえ」

戦闘能力


-ナメてんじゃねエぞ...この解剖マニアの人体標本野郎がッ-


「殺す? 殺してみる? やッてみる? でも死ぬのもいいよ? やッてみない? ねぇ、どう? 来なよ、来なよ。 殺すよ? 死ぬよ? くふふ、くふ、死ぬ、死ぬよ。死は近いよすぐそばだよ」

結論から言えば、ラスボスに相応しく『Gantz/Minus』に登場した星人の中で最強。Gantz史上から見ても、ぬらりひょん、千手観音、はんぎょじん星人やオニ星人と並んで作中屈指と言える。

人間を殺すことに特化したひょうほん星人は、まさに人間にとっての天敵。並外れた戦闘能力のみならず、目的の為ならば徹底して狡猾に立ち回る(何の迷いもなく急所攻撃や騙し打ちを行う)この星人に、馬鹿正直な真剣勝負や正面戦闘を挑むのは文字通りただの自殺行為である


星人の行動パターンや戦法や立ち回りを考えた上で、例えるならば、敵に「岡八郎」がいるようなもの。岡八郎の場合は索敵や偵察によって得た情報を基に敵の弱点を見つけて有効打を決める戦い方を行う。ひょうほん星人の場合、戦闘の最中にも予知能力を用いて敵の過去や未来を見て、性格や行動パターンを把握し、必要に応じた行動をとる(仲間想いな相手には人質、擬態や騙し打ち。純粋な戦士には身体能力を活かした正面戦闘と闇討ちを合わせたトリッキーな立ち回りで相手を翻弄してプライドをへし折り、恐怖を植え付けるなど)。

正直、「勝たせる気があるのか」「コレを駆け出しの東京チームに、それも高難易度のミッション(トラ星人)クリア後に連続で討伐させるとか何考えてるんだ」というレベル。

バンパイア最強のリーダーである氷川と互角以上に戦った和泉(和泉>氷川)を、戦意喪失させるほど真っ正面からの白刃戦で完膚なきまでに叩きのめし、罠や陽動による不意打ちを行う西の仕掛けた罠を一眼で見抜き、逆に利用する

GANTZの標的説明に「つよい」と表示された星人は、それぞれ「スーツの耐久性を無視した攻撃手段」「周波数シフト看破」「再生能力を有する」などの特徴をもっている凶悪なものばかりだが、ひょうほん星人はそれらほぼ全ての特徴を有している。対人戦に長けた立ち回りと頭脳、ひょうほん星人独自の装備や能力を含めた脅威の度合いはその中でも「ぬらりひょん」(関連タグ必読)と並んで群を抜いている。ひょうほん星人は対人戦において、特にGANTZメンバーにとって最悪の相手と言える。

また「ぬらりひょん」同様に「神」の存在を知っているかのようなセリフを残している特異な星人。

高い知性、機動力、ハイテク装備、防御力、回避力、狡猾さ、再生力、未来予知と、その能力は多岐に渡る。人間の恐怖心を煽り、人間特有の驕りや習性を逆手に取った戦法を用いる「ハンター(GANTZ戦士)」を殺すことに特化した殺し屋のような星人。

気配の察知や洞察力または未来予知能力の影響か、意識外からの不意打ちや罠への耐性も非常に高い。装備に頼った戦い方は通じず、ひょうほん星人を追い詰めるためには純粋に白刃戦で追い詰めるか(そもそも正面戦闘ですらレーダー不可視や肉眼の効かない暗闇/どこから来るかわからないひょうほん星人を相手に戦いを行わなければならない/肉弾戦能力はベテランの戦士と同格かそれ以上)、既存の装備に頼らない攻撃や対応し切れないほどの畳み掛けを行う必要がある。

この特性からか、正面戦闘に長けた和泉・明里・懐里などのベテランの戦士、装備に頼った戦い方や隠密を行う西とは最高に相性がいい。一方で主人公である大樹の「"自作の罠"をマップに張り巡らせて矢継ぎ早に発動させていく"」という、GANTZ史上でも明らかにイレギュラーな戦法をとる相手とは相性が悪い。

それでも罠による攻撃は決定打に欠ける(ひょうほん星人の危険察知力や機動力が高いせいでそもそも当たらない、または当たっても再生能力によって致命傷にはならない)。

作中では転送されてきた数十人のメンバーを瞬殺&解体和泉と同程度の戦闘能力をもつ明里以上の戦士である汐原懐里を解体して擬態明里を殺害。和泉に瀕死の重症を負わせ、西や大樹を一方的に嬲った。大樹と西による不意打ちや和泉の斬撃による同時攻撃を鼻歌交じりにいなす

ひょうほん星人が舐めプをしていたこの作中終盤の生死を掛けた戦いでは「自身の目的の為に下手に傷付けられない橿原大樹」と「未来の為に殺せない和泉紫音」を相手にするという圧倒的不利な状況であった。このことから、東京チーム史上でも能力がかなり高い水準にあった当時のメンバーを相手に、その気になれば「一方的な解体ショー」を行える程の高い戦闘能力があることが分かる。

-オレ、もうすぐ...死ぬのかな...-
-あんなのに勝てるはずがない...-
-ちくしょう...震えるな...止まれよ...-

装備/能力/特徴


-これは...確かに、普通の相手じゃないな...-

「くふふ、ふ。キミたちだけが装備を持ってるわけじゃない。わけじゃないんだ」

  • 手術器具
4本の腕が持つ手術器具。医療用メスはGANTZスーツの耐久力を無視してダメージを与える解体時には両腕で相手を捕縛し、大量の副腕がまるで花弁の様に広がり、それぞれがGANTZスーツ、皮、関節や肉体の切り分けを素早く行なっていく。星人の卓越した技術のせいか「血は出ない」。その気になれば痛みを感じることもなくバラバラにできる。解体された人間は文字通り「目玉」しか動かせなくなる。 星人の癖か、心理的攻撃か、戦闘の際には手に持った多数の手術器具が互いにぶつかった際の「乾いた金属音」を鳴らしながら相手を追い詰め、敵にトラウマや恐怖を植え付ける。

また、繰り返し行ってきた解剖により人体構造を知り尽くしているひょうほん星人は、人間の肉体的な急所を網羅している人間の体の何処にどうメスを入れれば指先一つ動かせない体にできるか人間のどこにメスを入れれば一瞬で即死させられるかを知り、その知識を戦闘に活用しているひょうほん星人の攻撃は実質的に全てが即死級。切っても切っても無限に再生をしながら大量に伸びてくる副腕のメスによる斬撃や刺突を一太刀でも浴びようものなら、その時点で戦闘終了。身動き一つできない自分の体の運命は全てひょうほん星人に委ねられることになる(想像するまでもないが)。

(カチカチ...チャリチャリ...シャラリリリ...)

-き...来たッ...-

  • 副腕
胴体から生えた人間同様の4本の腕とは別に、胸囲から無数に生えている木の枝のような細い腕。伸縮自在であり、腕というより触手に近い。一見すると文字通りただの細い枝にしか見えないが、実際は恐ろしいまでのスピードスーツを装備した大の大人を縛り上げるほどのパワーがある。ひょうほん星人はこれを指先のように器用に扱うことで攻守隙のない立ち回りをしている。作中ではムチのように撓らせた打撃スーツの防御を貫通するメスを装備して伸縮による遠距離からの刺突と斬撃多数の副腕をまとめた肉壁でXガンの銃撃を回避などを行った。

-この細い腕のどこにこんな力があるのか...-

  • レーダー不可視化
GANTZ装備「コントローラー」のレーダー機能による標的捕捉を無効化。マップやレーダーにはひょうほん星人が表示されない

-え...敵が...いない?...-

-ずいぶん厄介な相手のようだ。コントローラーからも姿を消せるとは...-

  • 周波数シフト無効化
GANTZ装備「コントローラー」による周波数シフト機能の看破。周波数変動によってGantz戦士が透明化していても一切関係なく、相手を視認して捕捉する。西と懐里曰く、「腕にはめた装置」による能力とのこと。

-周波数シフトを使ッている人間がいるな? 聞いているならすぐに逃げろッ...-

  • ロックオン無効化
GANTZ装備「Xガン」や「Yガン」などのロックオン攻撃を無効化。ロックオン攻撃をしてもエラー音と共に解除され、放たれた攻撃はひょうほん星人には当たらない。ひょうほん星人の腕に装備されている腕輪型の端末による能力。

-こいつッ、ロックオンを外せるのかッ!...-

  • 再生能力
「ざぁ...」という音を発しながら欠損した肉体は瞬時に再生する。XガンやYガン、ソードによる攻撃などを無数の腕で防御&回避し、必要とあれば肉体の一部を意図的に当てさせて相手の油断を誘ったり、「肉を切らせて骨を断つ」という戦法も行う。
再生は自分の意思で行えるようであり、血肉を撒き散らして倒れわざと再生させずに「死んだふり」も行う。レーダーにひょうほん星人が表示されないので死亡確認が出来ないという厄介な戦い方である。これに騙された西は、「倒した」と小躍りしながら倒れたひょうほん星人に近づいた結果あっけなくメスで胸部を貫かれた。

  • 擬態
医療用メスを用いた恐るべき手際のよさで行われる解体で、人間の生皮を綺麗に剥ぎ取ることができる。剥ぎ取った皮を被り、本人の肉声を真似することで擬態が可能。コントローラーのレーダーから姿を消す能力と併用することで、メンバーになりすまして行動することができる。

ただし、この擬態はあくまでも「生皮を被った状態」であり、不定形型幹部鬼星人のような「変態」や「変身」とは違う。したがってダメージを受けると被った皮は当然破けて「ゴムマスク」のようになり、使い物にならなくなるという欠点もある。また、変装の為の「生皮」を人間から剥ぎ取る際は「苦痛や恐怖を感じさせると顔に皺が寄る」「皮膚に傷をつけてはいけない」などといった制約があり、これにはひょうほん星人も細心の注意を払っている。その為、綺麗な生皮を剥ぎ取る為であれば、例え敵との戦闘中であっても「皮膚に傷がついちゃうよ!」と攻撃の手を止めることもある。変装を目的にGantz戦士と戦う際には「スーツのメーター破壊→肉体を傷付けずに神経切断→痛みを感じさせずに解体」を行う必要があるので、狙われたGantz戦士にとってはこれがひょうほん星人に対する唯一の勝機であり、救いでもある。ただ、この変装のための面倒な立ち回りはあくまでも「自身の圧倒的な戦闘能力」故の余裕があるから行えるのであって、逆に自分が窮地に追い詰められていると判断すると、"変装"への執着心を捨てて"殺す"為に全力で戦う。

-気をつけろ! こいつ、おかしい-
-...何を言ッているの?-

「まッたくだ、なにを言ッているんだ、キミは?」

  • 高い身体能力
・純粋かつ高い身体能力により、高速な立体機動で縦横無尽に立ち回る。文字通り"瞬間移動のように消える"スピードで移動、跳躍で天井に張り付いたり、壁から壁へ飛び移る、暗闇を利用して標的の背後に周りこんで耳元で囁き恐怖を煽る、XガンやYガンの銃撃を目視で見切り、防御する。ロックオン攻撃を無効化する装備に加えて並外れた動体視力や純粋なスピードのみで銃撃を回避することもできる。 

・またスピードだけでなく、スーツを装備したGantz戦士ですら抵抗出来ないパワーを有していた。大樹との戦闘では細い副腕一本で大樹を縛り上げ、抵抗する彼を解体するべく引き寄せる。和泉との戦闘では和泉がスーツをフル稼働させて全身全霊で振るったソードの斬撃を、Yガンのアンカーで拘束された状態にも関わらず片手で軽々と掴み取った

「ほら、ここだよ」
「ここだッてば」

-くそッ! どこだッ!-

「ああ、ここなのになぁ」

-あたれえぇ! あたれぇええええ!!-

「ああ、無駄、無駄。当たらないよ、そんなんじゃあ。 あはははは、残念だッたね? ボクの方が速いよ? 速かったよ?」

  • 高い不意打ち耐性と危険察知力
視覚外からの銃による掃射をノールックで回避、銃撃が当たっても副腕による防御を行う。高い洞察力を用いて相手の言動から仕掛けられた罠を看破し、わざとかかることでその罠を逆に利用して相手の油断を誘う。

「あはははは、見え見えの罠だッたね?」

  • ずるがしこい
死んだふり、騙し討ち、背後からの攻撃、会話中に不意打ち、人質を取るなど、とにかく生き汚い。恐怖を煽る言動で動揺を誘ったり、挑発して冷静さを欠かせる。予知能力で相手の過去や未来を視ることができるので、こういった戦法が有効な相手には積極的に利用する。  

「撃ッてみたまえ。せめてその子を道連れにしてやろう」

  • 予知能力
ひょうほん星人のもつ強力な能力。自身や他人の未来や過去を視たり、他人に視せることができる。この能力を用いることで、相手の行動パターン、弱点や未来で受ける危険な攻撃を把握して立ち回ったり、絶望的な未来を見せて恐怖させることが可能

「いいもの、見せてあげるよ。 キミがどんな存在か、<鍵>にどんなに届かないか、ゴミみたいな存在なのか」

「どう? どうだい? これがキミの運命さ。 どうだい、びッくりだろ? ボクもびッくりだ」

弱点


基本的に「ない」。
作中で描写されている内容からだと、ひょうほん星人には、
「ぬらりひょん」「はんぎょじん星人」「千手観音」のような「星人の能力は凶悪だが、その一方で致命的な弱点もある」というものがない。

事実、未来予知によって運命すら操るひょうほん星人が大樹に負けたのは、戦闘におけるあらゆる事象やタイミングが奇跡的に噛み合ったことで「結果的に勝てた」のだ。まさしく、人類を滅亡させようとするひょうほん星人に対し、運命(神)が大樹(人類)に味方したというべきだろう。

唯一の肉体的な弱点は「光」「明るい場所」だが、それもせいぜい「眩しい」「嫌い」程度であり、眼をかばう仕草やうなり声はあげるもののダメージを負ったりすることはない。

あくまでも仮にだが、ひょうほん星人に陽光や光を当てると、「再生能力を阻害して致命傷を与えられる」「未来予知や判断力を鈍らせて白刃戦を優位に立ち回れる」というような弱点があったのかもしれない。

(そもそもGantzのミッションが真夜中に行われるので、そんなことは無理である)

和泉曰く「クロノケイを殺すこと、GANTZ部屋へ潜入するため大樹の皮を剥ぐことに固執したのが結果的に墓穴を掘った」とのこと。大樹との一騎打ちの際には、捕縛した大樹を殺そうとせず、生皮を綺麗に剥ぐために敢えて急所ではなく神経切断を狙って攻撃を加えていた。

最終的に大樹はひょうほん星人に捕縛された自らの下半身を撃ち砕き、決死の覚悟でYガンによる転送を行おうとした。ひょうほん星人は変装に拘る余りに「逆に自らが追い詰められていること」を自覚して即座にトドメを刺そうとする。しかし、殺るか殺られるかの土壇場でとった大樹の行動や、直前の瀕死であったはずの和泉からの強襲で動揺していたひょうほん星人は、放った攻撃が急所からややズレてしまう。

西が大樹の自作トラップをひょうほん星人戦に持ち込んだこと、乱戦の末にひょうほん星人を捉えたYガンが大樹の下へ落下したこと、和泉の戦線復帰のタイミングなどが噛み合わさり、最後は間一髪のタイミングで大樹がYガンのトリガーを引くことで、ひょうほん星人を「上」へ送った。

しかし転送の瞬間、ひょうほん星人は"まるで戦いの結果を初めから知っていたかのような"意味深なセリフを大樹に伝え、最期に勝ち誇った笑みを浮かべるのだった。

本気で戦えばメンバー全員を皆殺しにすることも容易であったはずだが「未来のために和泉は殺せない」「大樹に変装してクロノケイを殺す」など、自身の最大の武器である予知能力に影響されすぎた結果敗北した。

「悪あがきは美しくないと思わないかい? どんな存在も死をもッてその生を完結させる」

得点

「ぬらりひょん」のように明記はされていないが、ほぼ間違い無く

100点

である。

「ひょうほん星人」を討伐した橿原大樹の持ち点が60点であったことから「ひょうほん星人」の点数は40点だと思われがちだが、

持ち点0の状態で
『大阪編』100点ボスの「ぬらりひょん」と複数の星人を討伐した加藤勝、『水族館編』100点ボスの「はんぎょじん星人」と複数の星人を討伐した池上季美子の両名のリザルトが100点というキリ番であった。

ここから推察するに、単体「100点」のボスを討伐した際のリザルトは、同ミッションでボス以外の星人を倒してさらに得点を稼いでいたとしても「100点」でカンスト状態になるのだろう。

ひょうほん星人討伐前の橿原大樹の持ち点が60点であり、40点以上かつ討伐後の大樹のリザルトが100点キリ番になる条件は「星人単体で100点」のみとなる。そして、

○『Gantz/Minus』で登場した他のボス星人たちの得点

○ボス星人らを討伐したGantz戦士の実力

○それらの戦士をまとめて子供扱いした「ひょうほん星人」の実力と星人の類を見ない特異な能力と装備の数々

○緊急ミッションの標的がひょうほん星人一体のみ

などといった異常事態から見ても、ほぼ確実に一体で100点のボス星人であったと考えられる。

ちなみに、オニ星人編を除いたそれ以外のミッションにて、「明らかに獲得点数が100点を超えているはずなのに、採点時に100点を超えていないこと」(ぬらりひょん編、ひょうほん星人編、トラ星人編など)について、原作者の奥浩哉は「100点と表示した方が見栄えが良いから」という旨の発言をしている。

玄野計

主人公大樹の皮を執拗に狙うひょうほん星人だが、その真の目的は未来に現れる異星人最大の敵「クロノケイ」を抹殺すること。未来予知能力でそう遠くない未来、東京チームに玄野計が参加することを知ったひょうほん星人は、緊急ミッションで襲撃してきた東京チームのGANTZメンバーを逆に利用し、擬態してGANTZ部屋へ潜入。玄野計を狙う他の星人を出し抜き、真っ先に自分が殺害しようと画策していた。

そもそも、この緊急ミッション自体が公式(政府)からの依頼であるかも怪しい。ひょうほん星人が政府の人間にマークされ、緊急ミッションの標的にされること自体の説明がつかないのだ。

(小島の緊急ミッション時は、Gantzの機密情報の撮影をした彼女にGantzの管理者や政府ないしはGantz自身が証拠隠滅の為に殺害任務を課した)

ひょうほん星人が緊急ミッションのターゲットにされたのは、未来予知というあってはならない特異な能力を有するひょうほん星人が、「玄野がイヴァを倒す」というあるべき運命を捻じ曲げかねない存在であると認定(人間では不可能なので、神星人あるいは神が?)したことが原因。もしくは、ひょうほん星人自らがなんらかの技術や能力を用いて自分自身をミッションの標的にし、Gantzメンバーに接触しようとしたことが原因だろう。

大樹を始めとしたメンバーらの死闘の末、大樹の自作した装備でひょうほん星人を捕らえ、間一髪の所でひょうほん星人の「転送」に成功した。

もしもひょうほん星人が大樹の皮を剥ぎ取って擬態し、部屋への侵入を許せば、原作GANTZ本編の一巻にて部屋を訪れた玄野や加藤らはひょうほん星人によって殺害される。そして玄野計が死亡したことにより、異星人の英雄イヴァ・グーンドに勝利できる者もいなくなるので、人類滅亡が確定するという最悪の結末を辿っていたかもしれない。

「忘れるな。〈カタストロフィ〉は迫っている。神は見ている。この世界を。お前の勝利など、その前にはなんの意味も持たない...」

緊急ミッションになった理由

そのヒントはやはり、ひょうほん星人のもつ「過去と未来を知る能力」にあると考えられる。

しかし、東京チームを含めた日本全国にいるGANTZチームをミッションに駆り立てる権力を持っているのは日本政府(つまりは人間)である。そんな彼らが、

「ひょうほん星人が未来予知能力をもっている」
「予知能力を使って人類の救世主である玄野を狙っている」

などとは知る由もないはず。

ましてや、高い戦闘能力と特異な特殊能力をもつひょうほん星人に並みのチームでは相手が出来ないのも容易に想像がつく。合理的に考えて、そこまでして討伐したい危険な星人ならばもっと強力な装備を持った100点獲得者が揃う府県のチームを複数動員するという確実性を取るべきだろう。にも関わらず、よりにもよって(100点を獲得できるベテランクラスの戦士が3〜4人いるとはいえ)、その緊急ミッションの参加チームが東京のみというのはやはり違和感が残る。

しかし実際は、未来すら意のまま操り100点獲得者すら用意に殲滅するひょうほん星人を、決して強いとは言えない主人公の大樹が見事に討伐してしまう。

ともすると、ひょうほん星人が緊急ミッションの標的として、更には発展途上の東京チームが動員されたのはもっと"別の存在"による影響だと考えることが出来るのではないだろうか。

これはあくまでも一つの説だがもっとも矛盾や違和感が残らない考え方は、

「玄野計が巨人族の英雄を倒して人類を救うという未来」、「大樹がひょうほん星人を倒す未来」を知る存在による干渉が緊急ミッションの原因だというもの。

作中にひょうほん星人を抜いて、玄野が人類を救う未来を知ることができるであろう能力をもつのは、GANTZの軍事技術を開発し、それを人間に渡した神星人と呼ばれる「セバスチャン」(と、その同族)のみである(もしくは「神」そのものかも)。

つまり、トラ星人ミッション(日本政府の意向)とは関係なく、神星人もしくは神が東京の黒玉に直接干渉して追加のミッションを課したのだろう(日本の東京チームとしてのミッションはトラ星人クリアで既にその日は終了している)。

この緊急ミッションが、ぬらりひょん編のように合同ミッションにならなかった理由、他県の強力なチームではなく東京チームのみが動員された理由も、

「東京チームとその1人である橿原大樹が唯一、実質無敵の存在であるひょうほん星人を倒すことができる未来をもっている」

と予め知っていれば、ひょうほん星人に無駄に殺されてしまう人的資源(カタストロフィーで戦う戦士)を失わず、被害を最小限に留めた上で、ひょうほん星人の運命への干渉を阻止することができる。

未来予知能力の矛盾

人物の名前、顔、行動パターン、未来の死因などありとあらゆる記憶を超正確に予知することが出来たひょうほん星人は、理論上敗北することはないはず。しかし、大樹の一撃によって転送され、異星人の移住計画は完全に潰えた。

森羅万象を識る神星人(仮名)たちは宇宙のバランスを保つため、自らの軍事技術(GANTZ)を地球人へ送り、侵略してくる移住異星人から地球を守らせることが目的だった。ともすると、ひょうほん星人が未来予知をもってしても玄野計の抹殺が果たせなかったのはそこにあるのだろう。

地球人と地球の存続は神星人と世界(神)の意思であり、玄野計の抹殺(地球人滅亡)はその意思に反する。ひょうほん星人の計画を阻止するために何らかの干渉やイレギュラーな事象が起こったと考えることもできる。「ひょうほん星人へ誤った未来を視せた」または、「ひょうほん星人の玄野抹殺計画すら視野に入れた上で人類が勝利する運命を築いていた」など。

ぬらりひょん曰く、「神とは絶対の力を持つ存在。災害と同じ」とのこと。ひょうほん星人の未来予知という運命をねじ曲げてしまう特異な力をもってしても、起こるべくして起こる事象を止めることは出来なかったのだ。それは「玄野計」という強敵の存在の誕生。彼のカタストロフィへの参戦こそが、異星人らにとっての「災害=神の意思=異星人は敗北するべき」であったのかもしれない。

関連タグ

『Gantz/Minus』の主人公。Gantz部屋へ侵入する際の変装の為に着ていた汐原懐里の生皮が破れてしまったので、代わりに大樹の生皮がどうしても欲しい。

「普通に殺してもつまらない」として、あの好戦的でプライドの高い和泉を実力で完膚なきまでに打ちのめして黙らせた上、未来予知能力で「カタストロフィー」、「和泉の”最期”」と「”鍵”との実力差」を視せて鼻っ柱を完全にへし折った。それに絶望と恐怖を感じた和泉は結果的に100点でGantz部屋からの解放を望んだ。

通称「”鍵”」または「クロノケイ」と呼ばれている人物で、一部の星人たちから「最強の人間」「地球への移住の際に立ちはだかる最大の壁」と認識され密に命を狙われている。ひょうほん星人もその例外ではなく、ハンターに変装してGantz部屋へ潜伏し、後に訪れるクロノケイを自らの手で抹殺しようと画策している。

変装の為に”皮”を拝借した人間。予知能力で汐原懐里の過去を視た際には、「取るに足らない者の為に進んで命を捨てる愚か者」「生き返っても以前の経験をちいとも教訓にしていない」と評した。100点で生き返って早々、ひょうほん星人の手によって”見るも無残な姿”に変えられた。

原作漫画『GANTZ』本編の大阪編にて登場した100点のボス。ミッションの特異性、類を見ない圧倒的な星人の能力などの共通点がある。また、ぬらりひょん同様に”Gantz世界における漠然とした「神」という存在”を認識しているような言葉を残している。

ちなみに「ひょうほん星人」のデザインは原作者「奥浩哉」氏のお気に入りらしく、原作『GANTZ』大阪編ボス「ぬらりひょん」最終形態のデザインは『GANTZ/MINUS』の「ひょうほん星人」から逆輸入したとのこと。(奥浩哉氏の公式ツイートより)

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