概要
スマホアプリあんさんぶるスターズ!のキャラクター、遊木真×瀬名泉の腐向けカップリング。
学年も違い、別のユニットながらも幼い頃共にキッズモデルをしていた過去があり、泉も過干渉なためストーリー内での絡みは多い。度々その話題に触れるものの詳細は明らかになっていない。当時泉は真を弟のように可愛がっていたらしい。互いに家庭などの事情もあって真はモデルをやめており、その後もモデルを続けていた泉もまた今は何かしらの事情で業界と折り合いが良くない描写がある。
キッズモデルとして成功したは良いものの等身大の自分ではない姿を求められる圧迫感から、真はカメラや写真撮影などに対してトラウマ的な抵抗感を持っている。
泉が真に過度な執着を見せることが目立ってはいるものの、真がモデルをやめてからは疎遠になっており、真が入学した当初は一定の距離を取るなど今ほどの状態ではないことも追憶ストーリーの中で語られている。また、真はしばしば何故泉が自分にこだわるのか分からず気味が悪いと評している。
なお、真2年、泉3年の頃の身長差は1cm真が高いことになっていたが、卒業後夏のプロフィールでは2cm差に広がっている。
関連ストーリー抜粋
※ゲーム内時系列にて記載
1.メインストーリー
52~53話
真のことを可愛い後輩と言いつつ、生徒会に挑もうとする真に「才能が無い」「無駄なこと」と言い放ち、アイドルを目指す真を否定し「きれいなお人形」としてモデルの世界に戻るように促す泉。この時点ではかなり辛辣であり、業界の現実を知っているからこその言葉ではありながらも冷徹な印象を与える。
ただ、反論された去り際には「弟みたいに思ってたのに」とこぼしている。
106~107話
真をライブに参加させないために軟禁するという少々理解が追いつかないストーリーではあるが、後にその時の泉の意図は語られる(追憶 モノクロのチェックメイト エピローグ参照)。自らの顔を傷付けるふりをする際に真が発した「死ぬまで賠償金を払わせてやる、老後の面倒を見させてやる!」という発言に対しては焦りながらも「それはそれで理想的な生活だけど」と返している。
その時の泉の様子を小説版では「美しい顔を台無しにするくらい」「泣きじゃくって」「足腰立たなくなるぐらい震えて」と描写されている。
2.春風 アイコニックなブックフェア
Knightsとして受けた仕事ではありながら、真も参加していることにより泉のテンションは高い。しかしメインストーリーの事件などにより基本的には接触は最低限となるよう周囲の人間に配慮されてしまっており、つむぎからは「嫌われてるひとに果敢にアタックしてもより嫌われちゃうだけ」と言われ、根拠が無いと否定しても「ありまくり」とまで無自覚に扱き下ろされる始末である。
とはいえ、真のプロデュースコースでは何か絵本に思い出があるような意味深な匂わせがある。
3.スカウト!ランウェイ
学院祭のために真に指導をする際には相変わらず過度な執着が目立つ泉だが、一人練習に勤しむ中では後悔とともに過去を振り返っている。
キッズモデル時代、上っ面で褒めてくる大人が多い一方で純粋に目を輝かせて泉を褒めてくれた真。それが嬉しくて、いろいろなことを教えて、そうして自分でも鬱屈を感じていた業界の闇に沈めてしまったことを「俺がゆうくんを汚したんだ」と後悔していることが窺える。
真はといえば泉の態度に疲労感を覚えつつも「泉さんからもらったものを、僕はちゃんと返したい」とこぼしているので、感謝とは言えないまでも泉が真を思ってしてくれたことであるということは認識しているようである。
4.ジャッジ!白と黒のデュエル
司の立案によりTrickstarとの直接対決となるKnights。司は因縁の勝負と息まいているが、泉が金で「ゆうくん監視網」と称する体制を敷いていることが明らかになったり、転校生が真に好意を寄せているのであれば転校生と真を屋上から落として自分も落ちると言い出したり、自分のユニット衣装を真に着せ「一体化している」と発言したりと、かなりの暴走振りが詰め込まれている。
基本的には泉のことを「気持ち悪い」「気味が悪い」と表現している真が珍しく「嫌っている」と口にしている。
5.リメンバー 真夏の夜の夢
合同ライブの中、体調不良の泉と接しながら自分が我慢すれば良いと思っている真と、そうして感情を殺そうとする真に気付く泉の心情が描かれている。真のためになるなら憎まれ役になろうと思いつつ、ふと見せる真の優しさに辛くなる泉。「遊木真くん。俺だって、ずっとわかってたよ」そう言う泉の顔もまた無表情である。
泉から見た真だけでなく、凛月から見た真と泉、北斗から見た真など、それぞれのユニットメンバーからの視点で語られる二人も必見である。
なお、真からはキッズモデル時代、一時は真のほうが人気が出ていたということが語られている。
そして最後には伝説の台詞が残され、以降ずっと語り継がれている。
「泉さんも、僕としゃべってる時は……。けっこう、笑顔がかわいいよ」
6.悠々自縛
一話完結のキャラクターストーリーではあるが触れずにはいられない。泉がゆうたと仲良くしているのを見かけ、何故か謝る真。ゆうたもゆうたで自分が代わりにされていることを察しており、それを把握した真からも糾弾される。
ただそれだけのストーリーではあるものの、それだけが強烈なのである。
7.体育祭2
真に嫌われていると思っていたがそうではないと知り(リメンバー 真夏の夜の夢参照)、泉本人は距離が縮まったと感じていると口にしている。体育祭内での部活対抗競技におけるペア決めでは本人がいないところで一度は真と組みたがるも、真の意見を尊重しよう様子を窺ったり、引いてみせるなど、一定の距離感を持てるようには多少なりつつある。なずなにも「すこし変わったような気がする」と言われている。
ただし、その後の借り物競争では眼鏡を引き当てた泉が真に駆け寄り眼鏡を連呼している。
8.噪音渦巻く ホラーナイトハロウィン
このストーリーは激しい執着を見せられ度々気味が悪いと言っていた真が、レオの言葉や泉の言葉によってその理由を知り、そして自分なりの解釈に至るまでを描いていると言えるかもしれない。
頭では関係無いのにと理解しながらも、過去の後悔から真に愛を注ごうとしていたことを吐露する泉。そしてそんな理由や思いを知り、すんなりと受け入れたわけではないけれど「与えられたものを返そうと思って」と泉を思いやる真。
「対等な存在だって認めてもらいたかった」というレオの言葉はまさに真の真意で、本当の兄弟ではないかもしれないけれど、兄弟のように思い合っていると言えるのではないだろうか。
9.スカウト!胡蝶の夢
泉の行動の真意を伝えたことにより(噪音渦巻く ホラーナイトハロウィン参照)、泉は接し方を変えようとはするものの切り替えが苦手と言ってなかなか変化が無い。そんな中、ひょんなことから真と司は中身が入れ替わったふりをして泉の相手をすることに。真は中身は司であるという前提のもと、真相を知ってようやく普通に向き合えると思ったのにそうではない現状に不満を漏らす。
その後泉は、これまで業界で生きていく中で別れの寂しさに押し潰されないよう、周囲の人間には意識的に突き放すような態度をとっていたと口にしている(真は泉の行動の理由を勘案すると例外と思われる)。
10.奇跡 決勝戦のウィンターライブ
年末のSSを目前にEdenのライブの下調べとしてショッピングモールに繰り出す二人。その真の首元を温めるマフラーは泉のお手製(光輝 騎士たちのスターライトフェスティバル参照)である。
クリスマスプレゼントを送り合いながら過去を懐かしみ、春までは殺伐としてアイドルとしての真を否定していた泉が、若干思うところはありそうにしつつも良いんじゃないと理解を示し、時間の変化とともに二人の関係性の変化も感じられる。
散々お兄ちゃんと自称されることを断固否定してきた真が今や否定しつつもその声は優しく、自らの決意を『お兄ちゃん』に語りかけるというのが感慨深い。
11.レクイエム 誓いの剣と返礼祭
卒業後は海外であることを寂しがってもらえないと不満げな泉に、その裏の心理を理解しているかのように明るく見送る真。国内でモデルを続けるには何かしらの障害があることを匂わせ、そのうえで夢を追いかけ海外に挑戦する泉に対してかけられる「帰る場所はちゃんとあるから、もし駄目だったら戻っておいでよ」は最大のエールと言える。
アイドルもモデルも、業界は冷たく情熱だけで乗り越えられないと割り切っていた泉が、ほんの少し忘れ去ろうとしていた青春を思い出す。真と泉が登場するのはほぼ最初の部分のみではあるが、より深まる二人の仲を感じられる。
その他どちらかのユニットがメインのイベントや個人ストーリーのほか、誕生日ストーリーなどでも度々会話があるうえに少しの会話で意味深な言葉を残している。本人がいないところで話題に出す頻度もかなり高い。