また誰も知らない概要に辿りついてしまった(概要)
「また誰もいない部屋に辿りついてしまった」とは、「芸能人格付けチェック!2020お正月スペシャル」にて鬼龍院翔が他の挑戦者とは違う部屋に行ってしまった時の状況と発言、またはそのエピソードを曲にしたもの。
事の詳細(ニコニコ大百科をベースとして一部改良)
2020年1月1日に放送された「芸能人格付けチェック!2020お正月スペシャル」にて、鬼龍院は今回、毎回のように一流芸能人を維持し続ける(たまに巻き添えを喰らい陥落する)。GACKTと「チーム全問正解」を組んで参戦した。この2人は2015年の同番組でもチームを組んで参戦し、全問正解を記録して一流芸能人となった実績があるが、GACKTは今回のパートナーに対して「嫌な予感がする」という類の発言を繰り返していた。
そんな中の2問目に波乱が起こった。鬼龍院は2問目の「プロの交響楽団と高校の吹奏楽部の演奏」を見極めるチェックに参加した。ミュージシャンとして絶対に間違えられないこの問題に対し、GACKTは鬼龍院に対して「間違えたら坊主にする」と宣告。GACKT自身も緊張のあまりセットから退席するほどの強烈なプレッシャーの中、鬼龍院はAを選択した。他のチームの挑戦者がそれぞれBを選ぶ中、鬼龍院はたった一人で正解発表を待つことになってしまった。その時に鬼龍院はたった一人の部屋で「やっちゃったかも…これはやってしまったぞ…やってしまったぞ…」と不安とプレッシャーを露わにしていた。
そして正解がBと発表され、チーム全問正解の普通芸能人への降格が決定。不正解が判明した瞬間鬼龍院はうなだれ、間違えた自責の念からか「やばい、蹴り殺される」と恐怖に怯えることになった。席に戻ってくる際、鬼龍院はスライディング土下座という斬新な謝罪を披露し、坊主こそ「元々ヅラなんで」という冗談で不問にはなったものの、直後に取られた休憩で(カメラが回っている状況とはいえ)GACKTからそこそこマジなトーンで「他の問題で間違えるならわかるよ、お前ミュージシャンだぜ?」などの説教を受けることになった。
しかしこれだけでは終わらなかった
休憩後、チーム全問正解はその後もチェックに挑むが、休憩明け直後のチームの雰囲気は他の出演者が「怖い」と漏らすほど張りつめており、鬼龍院も針の筵とも言うべき状態となっていた。しかしGACKTも収録時間が過ぎるにつれ平常心を取り戻したのか、待機中に鬼龍院とお菓子を食べたりInstagramにアップする動画を撮影したりと和やかな雰囲気に戻りつつあった。特に中盤の味覚チェック(高級うな重と中国産うな重)では二人が同じ解答で一致した時に鬼龍院は満面の笑みを見せていた。
そんな中の終盤、恒例の高級牛肉を見分ける最終問題を迎えた。例年なら牛肉問題はGACKTが挑むことになるのだが、この問題に鬼龍院が挑戦。しかも高級牛肉と安価な牛肉に加えて絶対ありえへん食材である豚肉を交えた三択問題となり、普通芸能人は正解すれば一流芸能人に返り咲き、しかし間違えたら2ランクダウン、さらに豚肉を選んだら一発で映す価値なし決定になるという、まさに天国か地獄、名誉挽回のチャンスの問題となった。その時にGACKTは鬼龍院に対し、
「絶対ありえへん食材を選んだら 僕がこいつを消します」
と圧をかけた。
他の出演者はもとより、司会の浜田雅功からも応援される状況を背負った鬼龍院は待機中から緊張のあまり「非常口から帰りたい」と漏らしたり、試食中にパニックになったり、その場で回答するのを忘れて部屋を移動しそうになったり、解答の理由をコメントしてる時に泣きそうになったりなど挙動不審な動作を繰り返すも、土壇場でかつてGACKTがこの番組で語っていた良い牛肉の見分け方の内容を思い出し、その話に従いAを選択。
「せめて人がいてほしい」という思いをよそに待機部屋に向かう鬼龍院。しかし待ち受けていたのは誰一人Aを選択していなかったという非情な現実であった。鬼龍院はつらさのあまり人っ子一人いない部屋の入り口でうなだれ立ち上がることができなかった。まさに「女々しくて辛いよ」な心境だったに違いないと思う。そんな中で鬼龍院は「だめだ…また誰もいない部屋に辿りついてしまった…なぜだ…」と圧とショックで戦意喪失状態に陥ってしまった。
ほどなく正解はCと発表された。鬼龍院はまたしても一人負けとなり、2ランクダウンとなったGACKTは初の三流芸能人になってしまった。しかし鬼龍院は牛肉と豚肉の違いはさすがに分かっていたため、映す価値なしを避けるという最低限の役目は果たしたといえる。GACKTも先述の発言の通り専門外の問題で不正解となった鬼龍院を「いや大丈夫何が悔しいってお前のことではない」と責めたりはせず、「あまりの桐谷(健太)の嬉しそうな顔がムカつく」と共演者をイジる対応に留めた。
また誰も知らない楽曲に辿りついてしまった(曲)
2022年12月19日に鬼龍院の声を用いた合成音声ソフト・VoiSona「機流音」がリリースされた当日、文月フミト(YouTube/Twitter)が投稿したオリジナル楽曲。上記エピソードを元にしてVOCALOID・神威がくぽ(CV:GACKT)と歌わせている。
作詞・作曲は文月フミト、イラストは紫ノ月(Twitter)。ボーカルは機流音、神威がくぽ。トークは伊織弓鶴。
この曲は2022年12月20日~22日までの3日間、ニコニコ動画の24時間VOCALOIDランキングで1位、2022年12月28日公開のBillboard JAPAN "ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20" でも週間1位を獲得した。投稿から21日後の2023年1月9日、VoiSona殿堂入りを達成した。
また誰も知らない余談に辿りついてしまった(余談)
鬼龍院のその後
鬼龍院は2019年1月1日にかつて開設していたものの一時閉鎖していたTwitterアカウントを復活させ、格付けチェックの特番の宣伝も行っていた。また番組の進行に従ってツイートを投稿し、番組が終わるころにはプロフィールのアカウント名を「鬼龍院翔(三流芸能人)」にしたり、アイコンを丸坊主というよりもスキンヘッドの合成画像やらスライディング土下座画像にしたり、所在地を「誰もいない部屋」にしたり、ヘッダーをGACKTの「僕がこいつを消します」発言の画像に設定するなどしていた。
文月フミトの楽曲が…
そんな鬼龍院だが、上述の曲も本人巡回済みであり、Twitterで楽曲に対し、「こんなに感情移入した曲はない…!」とコメントを出し、ネットニュースになった。
また誰も知らない関連動画に辿りついてしまった(関連動画)
文月フミトの「また誰もいない部屋に辿りついてしまった」
YouTube
ニコニコ動画