概要
毎回コミケカタログに掲載される前回コミケに関する参加者による一コマ漫画投稿形式のレポートである。
当日の出来事にとどまらず、申し込み時からコミケ日程前後の出来事や夏冬の天候への備えなどのノウハウ、コミケグルメ、コミケを取り巻く社会問題、感想や意見などコミケに関するものであれば何でも投稿でき、内容は多岐にわたる。
現在はネットでコミケに関する情報が手軽に入手できるがインターネットのなかった時代から参加者同士の情報交換、問題共有ツール的側面もあった。
特にコミケ参加初心者が何も知らずに参加し現地で大失敗するようなことを未然に防ぐ意味で「とりあえずまんレポ読んでおけばコミケの最低限のことはわかる」ものでもあり、参加のノウハウの詰まったバイブル的存在の読み物でもあった。
・投稿方法
サークル参加申し込み時に申し込み書セットに付属のまんレポ用紙(もっと多く投稿したい場合自作投稿用紙も使用可)を使って申し込み書に同封か別送、またはサークルドットMSの投稿ページからupする形で投稿する。
上記の投稿方法のため以前はサークル参加者のみだったが今は一般参加者もハガキ、封書による自作まんレポ用紙で投稿が可能であり、サークルドットMSからは専用テンプレートを使ってweb投稿も可能である。(受付期間/締切日が夏冬それぞれ設定されており投稿可能期間はコミケ申し込み時期を含む一定期間内に限られる。)
過去の掲載分のバックナンバーの一部はコミケ公式サイトにて無料でダウンロード・閲覧が可能となっている。
投稿は強制ではないためweb申し込みが主流の昨今、以前は「読んでも読んでも終わらない」と言われていたまんレポコーナーもコロナ前の数字で掲載数は1500枚前後となっている。(それでも紙の誌面でこれだけの枚数が集まるイベントは他に存在しない。)
掲載作のセレクトはコミケ共同代表の一人であり漫画雑誌編集者の筆谷氏が行っている。当然ながら没もあるが近年投稿数減少のせいか掲載率は上がってきている。
編集・誌面構成はまんレポコーナー担当のカトリさんが行っている。(白猫と黒猫のイラストが可愛い。)
複数枚投稿可能であり以前は投稿枚数制限がない時期もあったが年々投稿枚数が減少する中で熱意のあまり何十枚も投稿する一部の熱心な常連投稿者の投稿で紙面が埋まってしまう傾向があった。そのため「コミケに参加した色んな人達から幅広く意見をもらう」「たくさんの視点から」という観点の元、MR91の投稿募集より枚数が制限され現在は一人20枚までとなっている。(2024年3月現在)
コミケは多様性を重視するイベントなのでまんレポ選定編集にもその姿勢が表れている。
(コミケット公式まんがレポートバックナンバー)外部リンク
(サークルドットMSまんレポ投稿ガイドとテンプレート)外部リンク