「どうかあの子を、プリシラの事をお願いします」
概要
ゲーム「ガーディアンテイルズ」の登場人物で、メインストーリー14章にて登場。
魔界南部の州「デーモンシャイア」の伯爵夫人である高位魔族の女性で、夫はデーモンシャイア州知事のヴァンパイア、クロード伯爵。二人の婚姻は魔族とヴァンパイアの和合の象徴となり、これをきっかけにクロードは州知事の地位に就いたという。そして、やがて娘の「プリシラ」を授かる事になる。
本編では既に故人となっており、約3年前に他界している事が語られている。娘のプリシラによれば生前の彼女は「いつも暖かく優しく誰にでも親切」「デーモンシャイアの皆から大変慕われていた」とかなり人柄が良かった模様。
死因について
暗殺の噂
ある日突然ひっそりと亡くなってしまったらしいアイリスは、死因こそ明確にされていなかったが”ある噂”が流れた事で暗殺されたという認識が広まっていった。
その噂とは、知事夫人の座に魔族が就いている事を良しとしないヴァンパイア達が結託して彼女を謀殺したというものだった。しかし真実は…
真実(ネタバレ注意)
ヴァンパイア達が共謀して殺害したとされていたアイリスは生前、かつて世界を脅かしていた4魔神の1柱「ベリアル」に侵食されていた。夫のクロードは様々な手を尽くしアイリスからベリアルを分離させる為の実験を繰り返したが、その努力は報われることなく、その発症を隠し通しておくのも難しくなっていった。ベリアルの顕現化による呪いが世間に知られたならば、自分だけでなく愛する家族であるクロードやプリシラにも累が及びかねないと考えたアイリス…どんな辛い実験や投薬でも耐える事ができたアイリスでも、それだけは耐える事ができなかった。
アイリスは自分の顕現化現象が手遅れだと自覚した上で、クロードを中央ピラミッド屋上に呼び出し、彼にプリシラを託してピラミッドから身を投げ出す。クロードも必死に彼女を制止しようとしたものの間に合わず、アイリスは完全に投身してしまう。
そう彼女はヴァンパイア達に粛清されたのではなく、クロードと共に愛したデーモンシャイアとプリシラを守るために自ら命を絶ってしまったのであった。
しかし…ベリアルの顕現化現象は娘であるプリシラにも既に魔の手を伸ばしていたのだった…