概要
CV:三木眞一郎
鈴木入間が飛行レース後に位階袋鳥から手に入れた悪食の指輪の意思が具現化した謎の存在。
魔力を溜める魔具であり、魔力が足りなくなると悪鬼の如く周囲に襲い掛かる。
当初は影のような存在だったが、サリバンによって魔力調節機能を付与され、入間の位階が上がる度に自我が発達し、コミュニケーションを取れるようになる。
その後は入間の変化魔術でタキシード姿の単眼小動物の姿がデフォルトになった。
一人称は俺ちん。
ただし、存在自体が謎なので、本人はモルモット扱いされたくないと、入間以外の前には現れない。
サリバンすら想定外の事態であり、相談した際は「指輪が喋るわけないでしょ」とドン引きされた。
ウォルターパーク編でロノウェを助けようとした際はちょうど入間に隠れてロノウェから見えず、収穫祭編でのナフラとの初対面時にも出てきて入間と会話していたがニギニギ草に絡まっていたナフラが彼の存在に気づいてたかどうか不明。
入間以外には視覚的に認識されていない節があり、明らかに他の者から見える状況で出現したこともあるが、他者から存在を追及されたことは一度もない(アリクレッドが見えないことを前提にしても傍から見れば指輪に一方的話しかける入間の姿は異様であり、それについて入間が自ら明かした際にはサリバンやアメリは驚愕しつつドン引きしていた)。
入間のことは「イル坊」と呼び、基本的に好き勝手遊んだり入間をからかっているが、何だかんだで入間の危機には真っ先に動いてくれる。
性格改変魔術を用いて裏人格と言える悪入間に変えた張本人。結果として問題児クラスの運命が大きく動き始める事となる。
入間の位階とそれによる変化
位階の変化で発達するため、入間の昇級が大きな転機となっている事が彼を通じて自覚する事となる。
- 「アレフ(1)」
- 上述の通り、魔力が足りなくなると悪鬼の如く周囲に襲い掛かっていた自我のない状態。スージー先生の授業で桜を咲かせた事や初めて「リ・ベーラ」を放った事も覚えていないとの事。
- 「ベト(2)」
- 処刑玉砲において昇級後に自我を獲得。入間がアミィ・キリヲとの初めて出会った新入生勧誘の時や師団披露(バトラパーティ)での花火は覚えていた。ちなみに前者に関してはキリヲの本性について知らせていた模様。
- 「ギメル(3)」
- 師団披露(バトラパーティ)後、意志疎通が可能となる。
- 「ダレス(4)」
- 収穫祭編後にて応じなくなったが、本人曰く「眠り姫の様に魔術が掛かった様に眠っていた」との事。
- 「ヘー(5)」
- 音楽祭編にて昇級直後の「どでけぇ音(昇級時のアムドゥスキアス・ポロの祝砲)」で目覚める。大きさの変化が可能・一定の距離から離れられる様になる…が、離れ過ぎると凄い速さで戻ってくる。
「彼」との関係
読者からは、『先代魔王デルキラと同一人物ではないか?』と予想されている。
根拠としては
- アリクレッドの英語表記である『Arikured』を逆から読むと『Derukira』となる。
- スージー先生の授業にて、入間が出した植物と、収穫祭編においてデルキラが見せたかったものが共通する“桜の木(魔界にはない花)”である事。
- また、収穫祭でレジェンドリーフを咲かせた直後に入間の前に一瞬デルキラが現れてる事。
- 声優が共通している点
…などがある
入間2年生進級後
マルバス・マーチの授業で測定した能力調査票には謎の紋章が描かれていたが、「心臓破り」後にアトリが調査票を盗み出し、バールはこれを見て「デルキラの紋章」であると発覚。
この能力調査票は「魔力を込めた黒玉」を「ジャック魔ロット666」に投入して結果が出るもの。入間は人間である為に魔力は無く、魔術は悪食の指輪にサリバンの魔力を貯めて使用している。しかし、バールはこの調査票を見て「入間がデルキラの魔力を有している」と確信した。
また、バールは「デルキラの遺物」を捜しており、バビルスに六指衆を送り込んでいる。「デルキラの遺物=悪食の指輪ではないか?」と読者からは考察がされている。