概要
黒騎士(ブラックナイト)の異名を持つガルファ親衛隊隊長で騎士GEAR凰牙のパイロット。ガルファ皇帝の息子でありながら螺旋城と同列の地位に位置する。機械の様に冷酷無比で、父を越えるべく惑星殲滅の尖兵として強敵達を屠り続けていた。
鞘としても機能する二刀流の使い手で、アルクトス流剣術『壱の太刀』が得意。黒い西洋の軍服風のコスチュームを着用し、常に騎士凰牙に酷似する仮面を付けており、その角も接近武器として使用する。
その素性は、17年前に行方知れずになったアルクトス皇家の第一王子、そしてベガの実兄である。『GEAR』を動かすギアコマンダーとしての能力を狙われ、囚われた際の記憶を削ぎ落とし、偽りの記憶を上書きされる形で洗脳されていた。仮面には洗脳を効率的に安定させ、外すと生命維持が出来ないように施されている。
地球圏での戦いではデータウェポン『バイパーウィップ』と『ブルホーン』を契約するが、マスクを割ったベガの素顔を見て洗脳が解けかけた所を宇宙船『アルデバラン』が回収。ガルファ本星でより強力な刷り込みを施されラゴウ敗北後、和装的な姿で再び現した。
配下の機士らと策を練り揚げ北斗と銀河に精神的揺さぶりを掛け、残りのDWを奪うものの、螺旋城と三将『Gグルメイ』の策略に嵌まり、アルデバランを砲撃される。
中に囚われたベガの姿を昔の情景と重ねた事で正気を取り戻し、グルメイを倒すものの、肉体と精神酷使した重傷を負いGEARに保護される。騎士凰牙とDWは甥の北斗たちに託し、地球の参考書を片手に学びながら療養するも、彼が囚われ敵対された事を受け、己の愚行を語りながら銀河に友と戦う覚悟を悟らせた。
傷が癒えた後は素顔を曝しつつ、GEARのオブザーバーとして宇宙船『メテオ』の指揮とガルファ本星攻略を執りながら、再び騎士凰牙に乗り込み、因縁の相手であるゼロと死闘を繰り広げ、これを討ち果たした。
戦後はアルクトス皇家を復興させ次代の王となった。その際君主制を廃した様であるが、これは別のお話である。
少年時代から妹のベガとは仲が良かったが、前日談の小説や後日談のドラマCDから、彼女に妹以上の想いを抱いていたことが判明している。
現在では特に隠す気はないようだが、あくまで昔のことと割り切っているのかさすがに妹の家庭を壊す気もない。ただし、ベガの夫である草薙圭介は「なるべく早く結婚してもらおう」と万が一を危惧している(別に仲は悪くないのだが)。
彼の少年時代は、キャラデザが数年前に描いた芹沢瞬兵をリデザインしたものであると自らのHPのBBSで語っていた。同時に既存作品や映画の人物をモチーフにしている。
同じ監督のアニメ『クロスアンジュ』11話では、ライバルキャラであるサラがアルテアの恰好をして、ベガの恰好をした主人公アンジュと戦うシーンが一瞬だけ描かれている。
関連タグ
スバル(電童):義弟。ドラマCDにてあやうく彼の母親と結婚させられそうになった。