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「魔女を集めることがみんなを救うことになるなら、俺にも、戦わせてください!」

プロフィール編集

所属レグナント王国騎士団 第9小隊
出身不明(ミトラ村)
年齢17歳
クラス指揮者
趣味狩り
好きなものハムジャガイモスープ
苦手なもの女心
CV阿部敦

概要編集

3年前に記憶のない状態で発見され、ミトラ村に保護された主人公の少年。17歳。

以降「アルト」と名づけられて、リゼットと彼女の母ローザの家で暮らしている。

滅びの魔女ヒルダに結晶化された村を救い、家族を守るために第9小隊へと志願。

片手剣を手に前衛で戦うオーソドックスな剣士。

千年前の英雄『エルクレスト』と同じ、魔女たちの力を引き出す『指揮者』の力を持つことが判明。彼の物語は動き始めることとなる…。


人物編集

趣味は狩りで、腕前も村一番という評判。

切羽詰まった状況や誰かを守りたいと思ったときには強い行動力を発揮する、まっすぐな性格。

良くも悪くも他人に優しく、相手の心の痛みに敏感。その強い正義感には自分の犠牲を厭わない節が見られ、リゼット曰く


「他人のためなら後先考えない無鉄砲。アルトのいいところで悪いところ」


女性の好み自体は普通にあり、胸の内を包み隠さず気楽に付き合える女性像を望んでいる。

…だが色恋については鈍感な部分があり、自身の心を理解してもらえた女性にとっては悪い意味での優しさと言えるか。


また、自身の記憶喪失については、今の生活を壊すくらいなら無理をして思い出そうとは思わない、というスタンスを取っている。

この平穏無事を望む部分は前述のリーダーシップな要素を包み隠してしまうようで、アルトと初対面の人物には影の薄い少年として認識されがちである。


ユニットとして編集

バランスのとれた能力に、コストの低い攻撃スキルを備えた剣士。

高めの移動力と小回りの利く範囲攻撃で器用に立ち回れる。

ストーリーが進むと強力なスキルを習得していくが、扱いやすく、強すぎないという絶妙なバランスを保っている。


『指揮者』編集

魔女を『調律』し、『歌唱石』によって奏でることができる者を『指揮者』と呼び、アルトはその能力を持つ。


魔女の心の乱れを律し正すことが『調律』であり、魔女の心に異常がある場合、それは淀んだ鎖という形でアルトの目に映る。

『調律』とは、対象の魔女が作り出す精神世界に直接乗り込み、負の感情と呼ぶべき魔女の影に語りかけることで魔女の不安を取り除き安定化させる行為である。

一言で言えば半物理的カウンセリングである。改心させているとも言えるだろう。


魔女が持つクオリアの輝きに歌唱石を指すことで歌の魔法を最大限に発揮させる『合奏(アンサンブル)』を起こすことができる。

魔女単体での歌にも魔法の力は宿るが、『合奏』によってその効果は飛躍的に向上する。


別名・表記ゆれ編集

アルト


関連タグ編集

イメージエポック ステラグロウ




























『『調律』、せよ――少女を、『調律』せよ――』


『…奏でよ…少女を、奏でよ――!』


「あの時の声…!あんたは一体、誰なんだ!?」












「千年の間、君は眠り続け、」

「私は今日の日のために、生き続けた」



「…そうよ、あなたは」



「千年ぶりだな。


 エルクレスト













記憶喪失の真相(ネタバレ注意!)編集

結論から言えば、アルトとしての記憶は初めから存在していなかった。

3年前に湖で記憶のない状態で発見されたその時点から、後にアルトと呼ばれることとなる人格は始まったのだ。


そしてアルトの正体は千年前の英雄エルクレスト本人

当時人類を滅ぼそうとする天使と戦ったエルクレストは、天使を統べる存在『マザー・クオリア』に精神を汚染されてしまう。それを癒すために当時の水の魔女によって湖の底で魔女とともに眠りにつくこととなり、眠っている間に生まれた別人格、それこそがアルトだった。

アルトが発見された時点で水のクオリアを所持していたのも、他でもない当時の水の魔女が身を挺して湖底で癒し続けた証拠である。

また、本編開始時の燃え上がる淀んだ炎のシーンは、エルクレストが負の感情に汚染され、協力者たちを含めて敗走してきたシーンである。


戦いの真実と、自分たちの行動が天使が活動を始めることにつながるよう誘導され、多くの血が流れたことに心が折れかけ、仲間たちも一度はバラバラになってしまったが、結晶化から回復したローザの励ましがきっかけで再び立ち上がる。天使たちに立ち向かうその姿は、離散しかけた小隊の仲間や敵対していた福音使徒たちをも奮起させる。

そして、第9小隊と福音使徒を合わせた『調律騎士団』の団長として人々の希望となる。


『指揮者』の力の起源編集

物語終盤、クオリア研究者によって、魔女を『調律』できる『指揮者』の能力を持つのはアルトの肉体に星のクオリアという結晶を身に宿しているためだと明かされる。

魔女のクオリアが人々の負の感情によって生まれたものであるならば、星のクオリアは正の感情、愛や勇気、希望のような感情から発生したものであり、負の感情に対抗することができる。


作中で何度かアルトの目に映る花畑の世界は、星のクオリアによるアルト自身の温かな精神世界である。

時折語りかけてきた謎の声の正体はエルクレストの精神であり、アルトが目覚めてからの行動を全て認識している。『指揮者』としてのあるべき姿を違わぬように、重大な局面ではアルトの内側から語りかけていたのだ。


旧人類の聖地で星のクオリアの輝きを体験した後、アルトは魔女のクオリアを負の感情から完全に解放するための手段を獲得。

そして、自分自身を『調律』することで精神世界のエルクレストと対話する手段を思いつく。


自分の精神世界でエルクレストと対面し、一騎打ちの末に彼に認められる。以降はエルクレストの装束と彼の必殺技「ラグナ=ブレイク」を受け継いだ(ただし、エルクレストの人格は消えたわけではない)。

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