CV:赤城進
概要
『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では名前のみ登場していた、チーム・ジェルバの隊員。セレーナ・レシタールの先輩であり、格闘術の師匠でもある。
『ダークプリズン』にて、実質的に初登場。
「ミッション・デビル」の遂行中にセレーナやエルマと共にラ・ギアスに飛ばされ、シュウ・シラカワ一行と行動を共にする。
陽気かつ豪胆な性格で、B級グルメやものぐさ料理に精通しており、ちゃんとした食事を取るべきだと主張するエルマと少し揉めることもある。
ミッションとは別の意味でシュウに拘る姿勢を見せており、第10項「シュウ・シラカワが生存しており、かつ修羅の乱と同等もしくはそれ以上の脅威となる場合は排除せよ」が適用される瞬間を狙っている節があった。
彼がシュウに拘るのは、南極事件の際に恋人のジェシカがオペレーターとして乗っていたシロガネが、グランゾンによって沈められたのが原因だった。
その復仇の機会を狙っていた、というのが真相だったが、行動を共にする内に、シュウが何を考えて南極事件を起こしたのか、という理由を知る方向へと考えを切り替え、ミッションを続行。
騒動の終結後にシュウと1対1で会話する機会を持ったが、「私情は私情、任務は任務」というチーム・ジェルバの隊長・シンフォーニアの教えと「復讐したところで何も変わらない」という結論から、シュウ達のラ・ギアスへの帰還をあえて看過。それを貸しとし、再び地球圏に危機が迫った際は尽力することで返せと約束した。
上層部には「ターゲット・ロスト」として報告している。
本当の意味で和解したわけではないが、シュウ・シラカワという男の在り方を理解する人物の一人となった。
だが……『ムーン・デュエラーズ』のバラルルート第33話「草燃ゆる」において、チーム・ジェルバの作戦行動中にスペクトラ・マクレディ率いるゴラー・ゴレム隊に襲われ、セレーナとエルマを逃がすために命果ててしまう。
「い、いいか、セレーナ……仇討ちなんざ……いら……ねえぜ……」
「割り……切れ……任務は、任務……」
「ふ、復讐は……何も…………」
一時は復讐に身を染めてしまった自分だからこそ、復讐は無意味だとセレーナに言い遺したが、チーム・ジェルバの仲間を失い一人だけ生き残ったこと、その自分が許せないセレーナはエルマの諌言に耳を貸さずスペクトラとの一騎打ちに拘ってしまった。
その後、ヨン・ジェバナからアルバーダの死を知ったシュウは彼との約束である「地球圏に危機が訪れたら力を貸す」を果たすために鋼龍戦隊への協力を決めることとなる。