アレックス・ロドリゲス
あれっくすろどりげす
(英語: Alex Rodriguez, 本名:アレクサンダー・エマニュエル・ロドリゲス(Alexander Emmanuel Rodriguez, 1975年7月27日 - )愛称はA-Rod(エー・ロッド)。
1993年、シアトル・マリナーズにドラフト1巡目(全体1位)で指名され、契約を結びプロ入りを果たした。1994年7月8日のボストン・レッドソックス戦で、1900年以降のMLBの遊撃手としては史上3人目となる18歳で、メジャーデビューを果たした。
その後、強打の遊撃手として着実に成長していき、1998年には、打率3割、打点100以上に加えて、MLB史上3人目の40本塁打40盗塁を達成(シーズン40本塁打は遊撃手として史上3人目)し、歴代屈指の5ツールプレイヤーに成長した。
2000年には打率.316、41本塁打、132打点を残し、自身初となる100四球を記録した。オフの10月30日にフリーエージェント(FA)となった。
2001年1月26日にテキサス・レンジャーズと総額2億5200万ドルの10年契約に合意。
2004年2月16日にレンジャーズが1億7900万ドルのうち6700万ドルの年俸を負担することを条件に、アルフォンソ・ソリアーノ、後日発表選手とのトレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍した。
マリナーズとレンジャーズでは遊撃手を務めていたが、ヤンキースにおいてはキャプテンであるデレク・ジーターの守備位置であったため、移籍に伴い三塁手にコンバートされた。それまでつけていた背番号3は、ヤンキースではベーブ・ルースの永久欠番でつけることが許されず、変更を余儀なくされ13番を選択した。
2005年6月、MLB史上初めて20代で通算400本塁打を達成。最終的にシーズン48本塁打を放ち、4度目の本塁打王とともに2度目のMVPを獲得。
2006年はシーズン開幕前の3月に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表に選出された。
2007年、MLB史上最年少MLB史上22人目の通算500本塁打を達成した。
2009年2月7日に2003年の薬物検査でステロイド剤の陽性反応を示したと報じられ、2月9日にそのことを認めた。
2010年8月4日、35歳と8日で通算600本塁打を達成。同じくヤンキースに所属していたベーブ・ルースの持つ最年少記録(36歳196日)を1歳以上も更新し、ギネス世界記録に認定されている。
2016年シーズンを最後に現役を引退。通算安打は3115本、通算本塁打は696本であった。
ヤンキース退団後は野球解説者に。2018年2月25日にヤンキースGM特別アドバイザーに就任した。
2021年5月13日に実業家のマーク・ロアと共にNBAのミネソタ・ティンバーウルブズを15億ドルで買収し、共同オーナーに就任した。