概要
学名の意味は「もう一つの類縁のあるもの」。
中新世中期(1500万年くらい前)の北太平洋辺りに生息していた原始的な鰭脚類。
体長2m程で、雄と雌では体の形や大きさが違うという特徴があり、オスの方が大きかった。また鼻先が高く盛り上がっているのもオスの特徴。
アシカに似た体型だが系統的にはアザラシに近く、進化上は彼らの中間的な存在であった(近縁のデスマトフォカは「アザラシの鎖」という意味。いわゆるミッシングリンク、つまり進化上の空白を埋めるピースと考えられた事から)。
しかしデスマトフォカ科は絶滅し、アシカ科・アザラシ類・セイウチ科が生き残っている。