概要
CV:小松未可子
ゲーム版『SAND LAND』およびアニメシリーズ『SAND LAND:THE SERIES』 のオリジナルキャラクター。
ドレッドヘアーが特徴的な女性。
ゲームではメカをカスタマイズするメカニックとして登場する。
フォレストランドのレジスタンスに所属しており、立場を追われた元国王・ジャムの復権のため活動している。
アクアリウムを軍から奪いサンドランドに逃亡してきたがドローンに発見されてしまい、すんでのところをベルゼブブに助けられる。
同時に伝説のシバ将軍であるラオ、魔物のシーフとも出会い3人をフォレストランドに案内し、王都への潜入作戦を共に行う。
以下、「SAND LAND:THE SERIES」のネタバレ注意
その正体はジャム国王の娘にしてフォレストランドの王女。
さらに悪魔の血を引いており、母は悪魔のリリス。
リリスはなんとサタンの娘であり、アンはサタンの孫で、ベルゼブブの姪ということになる。
弟のベルゼブブ曰く、姉のリリスはサタンに次ぐ実力を持ち、また気性が激しく、大昔は各地の気に入らない古代文明を幾多も潰し回っていたとの事で、約20年前にフォレストランドに滞在していた時に当時王子だったジャムと出逢い、悪魔だと告白しても受け入れてくれたジャムと恋に落ちて結婚、ジャムが国王に即位した後にアンが誕生した。以後は重要な事が無い限り魔物の里に帰らないようになり、サタン以外その事を知らないでいた。フォレストランド国民曰く公平かつ慈悲深い人格者との事で、クーデターから10年経った今でもジャム同様に国民から慕われ、安否を気遣われている。
ハーフデビルだが人間の父親の血を色濃く受け継いでおり、2500歳でも子供のままのベルゼブブに比べ、アンは相応に歳を取っている。
本人やレジスタンスの仲間もその事実は知らなかったらしいが、人より運動神経が良かったなど考えれば思い当たる節はあったようだ。
レジスタンスのリーダーにしてジャムの元側近・ランゴによると知っていたのはジャム、リリス、ランゴの3人だけであり、リリスが「その時が来たら自分の口から話したい」と口止めされていたが、リリスが悪魔だとバレてしまったことで「悪魔の子も悪魔になる」と追われる身となった。
10年前、偶然宝物庫に隠されていたアクアニウムを発見し、リリスは人間の手に負え兼ねるとジャムとランゴと相談し、父のサタンに保管してもらう事になったが、同時期に当時リリスと対峙したムニエルによって民衆に自身が悪魔の血を引くことをバラされてしまいクーデターが勃発。さらに軍が広めたことで広く伝わってしまうこととなる。アンまで捕まると最悪王家全員が処刑される事からランゴと共に逃亡し、以後は王政復権のためにレジスタンスの一員として活動する事となる。
悪魔特有の能力か、ピンチの際には絶叫し周囲の民衆やムニエルの動きを止めていた。ベルゼブブなどの悪魔は脳で会話ができるが、それと似たようなものだろうか。
能力を発動した際はリリス同様に眼が赤く光る。
また、悪魔であるため闇のパワーを吸収できる可能性があるが、ベルゼブブに誘われた際は「急にそんな悪魔みたいなことしない」と断っている。
ムニエル・ブレッドとの最終決戦ではベルゼブブ達と共に空中要塞「ガラム」に潜入。
メカニックとしての知識を活かし、ベルゼブブ達のサポート、さらにはガラムの主砲発射の阻止やアクアリウムのエネルギーを水に変換し、少しでも爆発の威力を抑えようとするなど大手柄を挙げている。
これらの行動は「技術は困っている人を助けるためにある」という父の教えが根底にあり、国を我が物にしようとしたブレッドにも憎んだり憐れんだりする事なく協力してガラムの爆発を阻止しようとしていた。
ちなみにジャム国王自身も非常に懐の深い人物であり、復権後もブレッドを大将軍として軍に在籍させ続けている。
全ての一件が終わった後は世界を見てメカニックの腕を磨くと宣言。再びベルゼブブ・ラオ・シーフの3人と共に旅立つのだった。
その他
原作、キャラクターデザインを務める鳥山明氏が2024年3月に急逝したため、発表されている中では鳥山氏がデザインを手掛けた最後の女性キャラとなった。