概要
アマンチュ、アマンチューとも表記される。
神話によれば遥か昔、この世が誕生して間もない頃、天と地は分かれたばかりで天の高さは現在よりもずっと低く、人間たちは立って歩く事が出来ず、蛙のように這って移動していた。
そこでアーマンチュウメーは固い岩場に立つと天を現在の高さまで押し上げ天と地の境目を作り、人間たちは立って歩く事が出来る様になったとされている。
また、ある時アーマンチュウメーが天秤棒に太陽と月を担いで遊んでいた時に、棒が折れて太陽と月がそれぞれ遠くに落ちてしまい、その事を嘆き悲しんだ彼が涙を流すと、涙川という川になったとされている。
余談
『中山世鑑』に記載されている女神・阿摩美久(あまみく)にも類似の伝承がみられるらしい。