概要
元々は公式キャラクターではなく、島田フミカネと海老川兼武のコラボで描かれたオリジナルキャラクター。
聖グロリアーナ女学院の先代隊長で、ミーティア・エンジンを搭載した愛用の「巡航戦車Mk.Ⅷクロムウェル」の機動力を用いた「ブランデー入りの紅茶」という戦術を得意としている。
スピンオフ作品の『リトルアーミーⅡ』では回想シーンで1コマのみだが描かれ、『プラウダ戦記』ではレギュラーキャラとして登場している(プラウダ戦記の作者の吉田創は島田フミカネに許可を取ったことをtwitterで明かしている)。
『プラウダ戦記』でのアールグレイ
本編から2年前、全国大会でのプラウダ高校戦で病欠の隊長に代わって指揮を執る。
普段はお淑やかに振舞っているそうなのだが、本来はエキセントリックな性格の変人であり、最近観た映画のコスプレをしたり、教導がてらダージリンのスカートをめくったりするなど世話係の彼女を振り回し、新しく世話係になったばかりのアッサムを困惑させていた。時間にもルーズだったようで、ダージリン曰く「時間通りいらっしゃったためしがない」とのこと。
また、今まで実力がありながら登用されなかったファニングス等の反体制的な人材も登用するなどの柔軟さも見せている。
なお、実際のところは自身が名家の令嬢であることや、聖グロの隊長としての立場による重圧に苛まれており、上述の奇行もそれを振り払うためのものだったことが描かれている。
プラウダとの試合では巡航戦車の機動力と見通しが悪い森林のステージを生かしてプラウダを翻弄。プラウダの防御が崩れたところでダージリンのチャーチルがフラッグ車を撃破し、勝利を収めた。
試合後、自分の戦術に対応してみせたカチューシャの実力を認め、聖グロの慣習に倣って彼女に茶器を贈った。その際、カチューシャがプラウダの現状に不満を抱いていることを看破している。
余談だが、森の中を疾走するアールグレイのクロムウェルを見て、中学生時代のローズヒップと思しき人物が戦車への憧れを抱いている。
最高学年となり正式に隊長となりカチューシャ率いるプラウダと再戦。今までの重圧に耐えながら偽装城郭を作り翻弄しようとするものの、その城郭そのものを破壊していくプラウダに圧倒され、最後はノンナの死角からの砲撃により撃破され、敗退した。
卒業後は進学せず、生まれる前から親が決めていた許婚のもとに嫁ぐと次期隊長となるダージリンに話している。