概要
『イナズマンF』第17話に登場する地球人そっくりなヒューマイド型宇宙人。
作中に登場するイグアス星人を名乗るクリスティーヌ曰はく、毎年の様に地球と友好を結ぶために使節が送り込まれているらしい。
ただし、劇中の描写では異星人の存在を匂わせるだけで、本当に存在しているのかについては暈されている為、はっきりしない。
クリスティーヌ
演:郷田ジュン
『イナズマンF』第17話のゲストヒロイン。
イグアス星の大統領の娘で、三カ月前に平和使節として地球に向かい行方を眩ませた婚約者のジェットを探すためやって来た。
どことなく白痴じみた言動が多く、「地球で何か困ったことがあったらイナズマンと叫べばよい」と父から教えられたと言って明後日の方向を見ながら叫ぶ、危険な目に遭いながら渡五郎の助力を突っぱねるといった不可解な行動をとり続けた。
ジェットの後をついて言った結果デスパーの牢獄に閉じ込められ、救出に来た荒井誠共々処刑されそうになり、イナズマンに救出されるも、ジェットデスパーの銃撃で負傷。イナズマンに倒されたジェットを顧みることなく、父の元に帰るのでイナズマンも一緒に母星に来て住んでほしいと言って死亡した。
脚本の準備稿では最後に青い涙を流す展開だったが、本編では宇宙人であるかどうかは視聴者の判断にゆだねる結末にするためカットされた。
ジェット
「はっはっ、あぁんな平和で退屈な星がイヤでイヤでたまらなかったんだ! 俺はこの国でデスパーと手を結んで悪の限りを尽くしてやるんだ‼」
演:下塚誠
クリスティーヌが地球に来る三カ月前にイグアス星からやって来た平和使節の使者。
顔の前に手の平をかざして超能力を行使する際に眼が青く光るが、これが異星人としての特殊能力なのか、超能力者としての力なのかははっきりしない。
クリスティーヌの婚約者だが、実は平和が続くイグアスの世界に嫌気を覚えており、何処からか情報をつかんだ『デスパー軍団』に自ら志願して組織の一員となり、デスパー怪人・ジェットデスパー2号機となる。クリスティーヌの婚約者になったのも地球に赴いてデスパーと接触するための口実だった。
ただしその怪しい素性から、サデスパーからは内心あまり快く思われておらず、ガイゼル総統も、あくまでもイナズマン抹殺のための部品の1つとしか見ていないが、本人はそのことを知らない。