概要
イモリの仲間では最大の種とされており、特にスペインに生息している個体群はなんと30cmにも達するという。
強く摘ままれると尖った肋骨が皮膚を突き破って飛び出す(しかもその際に皮下の毒腺を貫くので、肋骨が毒針と化す)という生態を持っており、これが「トゲイモリ」という名前の由来となっている。一見諸刃の剣に見えるこの生態だが、イモリの仲間に特有の強力な再生能力があるので問題ないという。
他のイモリに比べて水棲傾向が強く、あまり陸に上がらない。
また、これといって決まった繁殖期が無いという珍しい生態でもあり、このことから有尾目の仲間ではウーパールーパーと並んでブリード個体がよく出回る種とされており、アルビノも存在する。
一方で繁殖期がない故に♂と♀がいれば年中産卵してしまうのでバースコントロールが必要。