概要
オーストラリアに生息する殺人クラゲ、キロネックスの近縁種にしてハコクラゲの一種。和名「イルカンジクラゲ」、学名「カルキア・バルネシ」。
キロネックスが有名すぎてやや薄い印象だが、こちらも非常にヤバいクラゲである。
危険性
このイルカンジのヤバい所は、全長が20mmと、とにかく小さい事と傘にも刺胞が付いている
と、まさにぼくのかんがえたぜんしんとげだらけのクラゲを物理でやらかした殺人クラゲである。
ちなみにこれに刺されるとイルカンジ症候群を発症し、血圧が300以上に上がったり男性の場合は大事なあそこが目立ってしまうなど非常に危険。
その小ささ故に既存のクラゲ防護ネットをすり抜けてしまい、後述の伝承がヒントになるまで特定に時間が掛かったという経緯がある。
実はこのイルカンジにも近縁種がいくつかおり、ハワイや沖縄で発見されている。
名前の由来
イルカンジことイルカンジクラゲの名称の由来はオーストラリア先住民、アボリジニの一つであるイルカンジ族から。
イルカンジ族の伝承には「海には"目には見えない殺人鬼"がいる」というものがあり、その犯人がこのクラゲではないかと考えられている。