概要
作中の敵組織『バロータ軍』とプロトデビルンの総指揮を執る謎の男。
普段その顔はバイザーによって覆い隠されており、表情を窺い知ることは難しいが、実は女性と見紛うほどの美貌の持ち主。
独特の詩的かつ難解な言い回しで喋り、非常にミステリアスな雰囲気を漂わせている。
マクロス7船団に幾度となく襲撃を仕掛けさせているが、船団を一瞬で壊滅させることが可能な戦力を有していながら、部隊の規模を限定した散発的な攻撃に留めており、何故か総攻撃を行わない。
主な目的はプロトデビルンたちの食料となる生命体の生体エネルギー『スピリチア』の回収にあるようだが、その真の目的は不明である。
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マクロス7 プロトデビルン イワーノ・ギュンター ゲペルニッチ
以下、物語の重要なネタバレを含みます!閲覧注意!
ここからネタバレ
ずばり、本作におけるラスボス。
その正体は、最強のプロトデビルンにして、彼らの司令塔であるゲペルニッチである。
本来の体はバロータ星系第4惑星に封印されたままであり、現在の肉体は同地を調査に来た統合軍の調査部隊の司令官イワーノ・ギュンター参謀の肉体に意識を憑依させ乗っ取ったもの。
調査部隊の隊員らのスピリチアを吸収した上で洗脳装置でコントロールし、同時に彼らの有していた戦力を独自に改修して手勢である『バロータ軍』を結成した。
過去、生命体からスピリチアをただ一方的に吸収して滅ぼし続けた結果、手詰まりの状態となって自滅しかけた過ちから、恒常的かつ安定してスピリチアを摂取する手段を模索していた。
そのための手段として人類の存在に着目しており、彼らが失われたスピリチアを回復することが可能な『スピリチア自己修復種族』であると判断、その真偽を調査するためにマクロス7船団をテストケースに定め、配下に散発的な襲撃を繰り返させていた。
その結果、『アニマスピリチア』と呼ばれる一際強いスピリチアを持つ人物がスピリチアの自己回復を促す重要なファクターであることを発見する。
それらを中心に人類を特定の居住可能な惑星に押し込め、スピリチアを吸収するための家畜として飼育する『スピリチア・ファーム計画』を推し進めていく。