慨要
正式名称は大阪国際見本市会場で、略称はインテ。
東京ビッグサイト(東京国際展示場)、幕張メッセと並び、日本最大級の大型国際展示場の一つ。様々な企画展示を行っており、特に関西圏ではほぼ唯一と言っていいほどの大型展示場であることから(インテックスに次ぐ規模を持つのは神戸国際展示場だが、展示面積ではインテックスの約5分の1)、一年を通じて多様な層・業界の人々が訪れる。
また2019年のG20先進20カ国首脳会議(金融・世界経済に関する首脳会合)の主会場にもなった。
かねてより施設の老朽化が指摘されており、2017年には存廃を含め今後の処遇の検討が始まっている。隣の夢洲に誘致されているIR施設の中には、インテックスを遥かに超える規模の新たな国際展示場の計画も含まれており、こちらの完成をもってインテックスはお役御免……という流れが当初は予想されていたが、新型コロナウイルス流行の影響によってこの計画も縮小されたため、ますます今後が不透明になっている。
展示内容
この展示場で行われる企画展示は地域色の強い見本市から、国際的な見本市まで内容が幅広く、東京ビッグサイトや幕張メッセに引けを取らない。
なお、上記の2つの展示場はいずれも関東地方にある(ビッグサイトは東京都,幕張メッセは千葉県)ことから、インテは上記の2展示場で行われた展示の関西会場としての役目も持っている。
関西圏では最大手の同人誌即売会コミックシティ大阪もこちらで開催されている。
立地環境
大阪市内における国際海洋エリアである南港地区に位置しており、インテは咲洲地区にある。同じ咲洲地区にはアジア太平洋トレードセンター(略称:ATC)、大阪府庁咲洲庁舎(旧:世界貿易センタービル 略称:WTC)があり、経済的に活発な地区である。
横を大阪市交通局南港ポートタウン線(通称:ニュートラム)が通っており、近くにはミズノの本社がある。
交通アクセス
インテは恵まれた立地環境の割には交通環境が他の2展示場に比べて悪く、基本的にはニュートラムを利用することになる。特にニュートラムが地下鉄四つ橋線住之江公園駅のみで接続していた時代は、増発はしているもののその輸送力の低さ(4両編成)が問題となっており。特に大きなイベントの際には地下鉄中央線朝潮橋駅からの市バス(現在は運行されていない)を増発したり、主催者側がシャトルバスを運行するなどの対策が必要だった。現在はコスモスクエア駅で地下鉄中央線とも接続し、鉄道ルートが事実上2ルート化したこともあって、増発は行われるもののほぼ鉄道だけで捌けるようになっている。
以下に主な交通手段を記すので、参考にしていただきたい。
- OsakaMetro南港ポートタウン線(ニュートラム)「中ふ頭」駅下車、徒歩5分以内:もっともノーマルでポピュラーな手段。
- OsakaMetro中央線「コスモスクエア」駅下車、徒歩10分。中央線側からのルートの場合は乗り換え経由の中ふ頭駅下車と時間的には大差無い。なおイベント主催者側がここからインテックスまでのシャトルバスを運行することもある。
また、周辺には飲食店や売店の数が比較的少ない。ATCがオープンしてから多少はマシにはなったものの、大きな混雑が予想される場合は来場前にあらかじめドリンクや軽食を補充しておくことが割と重要になる。
余談
「インデックス大阪」ではない。
違うんでゲソ。