概要
FF7の中盤ステージ、神羅屋敷の地下に出現するモンスター。一体の敵のように見えるが、インとヤンでそれぞれ一個体である。
立場的には雑魚敵なのだが、絶望的な強さを誇り、FF7プレイヤー達に恐怖と絶望を味わわせたトラウマ要因。ある意味エアリスの死よりもこっちの方がトラウマであるという話すらあるくらいである。
何が怖いって
まずデザインである。双頭の奇形児のようなデザインに無機質な顔面、異様に華奢で大きな体躯が恐ろしい。
また、見た目だけでなく動作も不気味であり、のたくったり痙攣したり、さらには攻撃を受けると「ヤンは興奮している」「ヤンはよろこんでいる」などのメッセージが出て、さらに生理的嫌悪感を煽る。
そして異常な強さ。攻撃力はそのステージの雑魚にしては高く、通常攻撃でもバステ効果があって対策を立てようにも立てられず、普通に戦っていれば殴り殺されるのは確実。リミットブレイクを使っても一発撃破は難しい。
しかもやっとのことでインを倒してもヤンが生きている。ヤンが死んでもインが生きている。二人を同時に攻撃しようにも、インは物理攻撃に強く、ヤンは魔法攻撃に強いという特性があるので、同時攻撃は逆に功率が悪くなってしまう。
長期戦と大量のアイテム消費を覚悟で倒すしかないが、神羅屋敷からアイテムのある町までの距離が結構遠く、そんな暇や余裕は実質無い。しかもドロップするアイテムもEXPもそこらへんのとあまり変わらない(高い方ではあるが)。
その強さ故、アルティマニアでも「戦闘は避けるべき」だとか「逃げた方がいい」といわれる始末。事実、倒さなくてはならないわけではないのでスルーしたほうが命のためである。しかし逃げるのm(ry
極め付けがその動作の遅さである。前述通り、動作が不気味なのだが、攻撃モーションが異常なほど遅いため、戦闘に時間がかかり、プレイヤーにストレスをかける存在である。
他にも
闘技場にも出てくるが、どちらもてきのわざの「レベル4自爆」に対応している。が、ヤンのみ反撃として「ヤン自爆」という技を放つのだが、この技の一番怖い所は最大HPの90%を持っていくという所である。
これはセーファ・セフィロスのスーパーノヴァに迫る威力(あちらは15/16、つまり93.75%)…なのだがもっと恐ろしいのは、その前述のレベル4自爆はさらに倍の31/32も削れてしまうことである。
そう考えるとヤン自爆は十分恐ろしいはずが、なんだかかませ犬のようにおもえてくる…。
安心出来るのは
神羅屋敷地下での遭遇率が極低確率な事である。
闘技場ではコイツが出る事自体が稀である。
そう、稀だった……
まさかのリメイク
FF7リバースにて、「イン&ヤン」という名前で原作よろしく神羅屋敷地下に登場。
なんとボスに昇格している。つまりコイツとのバトルは回避不可となっている。
しかも原作とは違いケット・シー一人だけで戦わなければいけない。
2つの頭の片方が起き、片方が眠ることで戦闘スタイルが変わる。
インが起きていると物理攻撃、ヤンが起きていると魔法攻撃主体で攻撃してくる。
ある程度HPを削ると片方の頭は死亡し、残った頭が狂暴化する。
インの繰り出す「サドインアタック」はかなり危険で、HPが減ってくると連発することもある。単純な回避ではまず避けられず、「避けきれない攻撃は防御する」という意識を持っていないとハメ殺しにされかねない。