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概要
2008年8月からweb上で順次公開されてきた連作アニメ。
DIRECTIONS製作、スタジオ六花がアニメーションを手がけている。
2010年には、シリーズを編集した完全版が劇場公開された。
ストーリー
ロボットの存在が社会に浸透している未来――人間そっくりの外観をもつロボット・アンドロイドの普及が進んだ世界。
高校生のリクオは、家で稼働しているアンドロイドの帰宅時間にばらつきが出てきたことに不審を覚える。アンドロイド・サミィの行動記録を調べたリクオは、サミィの動作履歴を示す無数の数字の列の中に、奇妙な文字列が紛れ込んでいることに気づく。
どうやらサミィは午後の買い物に出た際、寄り道をしているらしい――リクオは友人・マサキと連れ立って、サミィの行き先を調べることに。人通りの少ない道に面したビルに辿り着いた二人は、そこで不思議な喫茶店を見つけるのだが――。
キャラクター
リクオ (CV:福山潤)
自宅にアンドロイドを持つ高校生。ただし実年齢の割に、やや老けているためか20代前半~半ば辺りの若いサラリーマンにも見える。アンドロイドは便利な家電と認識しているが、サミィの不可解な行動を調べることで、彼女の思わぬ変化に戸惑い、人とロボットとの関係性について考えるようになる。ロボットに対しては個人的なわだかまりも抱えていたが、「イヴの時間」で過ごしていくうち、自身の中にある答えを導き出す。
ピアノを弾けるが、鍵盤から遠ざかって久しい。ド近眼で、眼鏡がないと他人の顔もまともに判別できない。
リクオの友人で、付き合いは中学時代に遡る。この時代においては珍しいようだが、家にアンドロイドを置いていない。ロボット法関連の弁護士を目指しており、頭の回転も速い。アンドロイドを含め、ロボット全般に対する態度は非常に淡泊なもの。
父親は、有名な反ロボット団体「倫理委員会」に所属。
サミィ (CV:田中理恵)
リクオの家で数年前から使用されている、成人女性型のハウスロイド。ある時期から命令とは関係のない寄り道をするようになり、リクオがそのことに気づく頃には「イヴの時間」の常連となっていた。家では事務的かつ無機質に行動するが、「イヴの時間」では表情豊かに振る舞い、ナギに家での出来事を話していたり、本人が居ない所ではリクオを呼び捨てにしてちゃっかり保護者気取りをする一面も見せている。劇場版のDVDパッケージイラストでもお馴染みだが、完全なロボットなのにも関わらずコーヒーを嗜んでいる描写があるが詳しい原理などは不明である。
画面内で確認できる限りだがリナを筆頭に女性型アンドロイドはサミィと顔立ちが殆ど同じなので多くの機体は彼女の設計図が流用されていると思われる。
ナギ (CV:佐藤利奈)
喫茶店「イヴの時間」を営む妙齢の女性。「人間とロボットを区別しない」という店内ルールを掲げており、新入りのリクオとマサキの言動を窘める。時おりミステリアスな雰囲気を漂わせるが、抜けた一面や子供っぽいしぐさを見せたりもするお姉さん。コーヒーのネーミングにはちょっとこだわりあり。
アキコ (CV:ゆかな)
「イヴの時間」常連の一人。初対面のリクオ、マサキを相手にマシンガントークを披露したおしゃべり娘。店内でいつも被っているニットキャップがお気に入り。チエをかわいがっており、彼女の相手も手慣れたもの。「人間もロボットもみんな家族」という考えを持っている。
コージ (CV:中尾みち雄)
地味で物静かな中年男性。リナとは親密な仲。デジカメのような携帯端末を持ち歩いており、店内での光景などを撮り溜めている。興味津々のリクオに触らせた結果、ちょっとした事件が発生することに。
リナ (CV:伊藤美紀)
コージと寄り添い合う妖艶な女性。他の客に構わずコージと囁き合っているが、他の客と接する際は物腰も丁寧に、落ち着いた応対をする。
シメイ (CV:清川元夢)
チエと一緒に来店する老人。常に穏やかな表情を浮かべた好々爺で、他の客とも和やかに話す。チエの奔放さに振り回されながらも「イヴの時間」でのひと時を楽しんでいる。
チエ (CV:沢城みゆき)
シメイに連れられてやって来る小さな女の子。物怖じせず、客の持ち物を隠すといったいたずらで店内を賑わす。猫になるのがマイブーム。
セトロ (CV:杉田智和)
独り静かに本を読んでいることが多い男性客。客同士の交流には積極的に関わらないが、話せば落ち着いた理知的な人柄を感じさせる。SF作品も嗜むらしく、マサキを「ブレードランナー」になぞらえる場面も。
ナオコ (CV:水谷優子)
リクオの姉で女子大生、酒が好きだが対して強くは無い。ハウスロイドがあることを嫌っている。弟であるリクオが「ドリ系」となることを懸念しているが、母親については世代が違うから別であると割り切っている。
関連タグ
アイの歌声を聴かせて……アンドロイドを題材にした吉浦作品繋がり。但し、制作元は異なる。