概要
ルシフェニアにあるエルド派修道院と孤児院の院長を務める女性でキールの伝手で来たクラリスや彼女に発見されたリンを快く受け入れ、娘のように大切に思っている人物。
実は憤怒の器グリムジエンドの元の持ち主であり、その危険性を経験していたため誰かの手に渡らないよう修道院に封印していたが、ミキナに憑依していたアビスI.R.が訪れていたときには影も形も無くなっていたことに気付き、グリムジエンドの存在を危惧するようユキナに手紙を出していた。
過去
元々アスモディンのある軍人の家の出身で、グリムジエンドは亡き父親の形見としてもっていた。
10歳の頃に母親がシャルカム将軍という人物と再婚し彼の娘となるも、彼の兄弟や義父には愛されることはなく、それどころか狂信的ともいえるレヴィン教徒だった義父に部下の一人で色情公爵として疎まれていたヴェノマニアの子孫であるガスト=ヴェノムを陥れるための駒として利用される。彼女の顔はガストの亡き妹「セイラ」に瓜二つだったらしく、最初はセイラの幽霊として駐屯地である霧の山脈にある廃墟の祭壇で彼に接触するも、少しずつ好意を持つようになってしまう。
また「セイラと共にいたい」のと自分がヴェノマニアの子孫であることを周囲に知られてしまったため軍を抜けることに決めたガストの思いを知り、彼が危険な目に遭わなくて済むことに安堵するも、そのことに納得しなかった義父はガストを殺すことに執着していたので、自分の話を全く聞き入れてくれない怒りから憤怒の悪魔に憑かれてしまい、隣にアビスI.R.がいたにもかかわらずそのままの勢いで義父を殺してしまう。その後は義兄達やアビスI.R.の追跡から逃げ続け、巡礼中だったエルド派の修道士に出会い引き取られることになる。
グリムジエンドはエルド派修道院が完成した頃に変化も何もしなくなったらしい。