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CV:田中敦子

概要編集

ゴルゴ13の登場人物。

女性の殺し屋。使用する武器は針。ターゲットの体のツボを針で刺す事で静かに暗殺できる。

また、美女であることを活かしてハニートラップもできる。

とある仕事で乗り込んだ豪華客船でゴルゴと出会い、激しい恋に落ちた。


しかしどちらも職業暗殺者同士であるが故に、そしてゴルゴが相手であるが故に、二人に幸せな結末があるはずもなかった。


出会いからしばらくの後、とある街でゴルゴ13と再会したエバ。

あの時のように情熱的な一夜を過ごし「偶然でも再会できて嬉しかった」と口にするエバに、ゴルゴはただ一言「偶然ではない」と答える。


互いに一流の暗殺者同士、それ以上の言葉は必要が無かった。

ゴルゴは、エバの暗殺を依頼されていたのである。


去り行くゴルゴに心の中で別れを告げたエバは、自らの協力者に暗殺者を廃業することを告げ、全てのしがらみから解放されたことを喜ぶかのようにショッピングをしたり、街の子供たちと遊んだり、ごく普通の女性のようなささやかなバカンスに興じる。


そしてラストシーン、海の上をひたすら沖へと走る一台のボートが描かれる。

運転席には胸を撃ち抜かれて絶命したエバの姿があったが、その死に顔は満足げに微笑んでいた。



ちなみに依頼人のオーダーはあくまで「目障りになった暗殺者(エバ)の排除」でしかないため、わざわざ彼女に会って「仕事」であることを告げたのも、そのあと、彼女が思い残すことがないようしばらくの間猶予を与えたのもゴルゴの個人的判断と思われる。


つまり明らかに「彼個人の私的な感情」により手心を加えた極めてレアなケースであり、同じ一流同士であるエバに対する思い入れの強さがうかがえると共に、それでも「仕事」である以上は遂行する、ゴルゴの抱える業の深さが垣間見える名エピソードである。



関連タグ編集

ゴルゴ13 殺し屋

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