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概要

オークレール公爵の嫡男で伯爵。ヴィクトリアの結婚相手。

容姿端麗なイケメンだが、重度のマザコンかつヘタレ。ヴィクトリアからも「顔しかほめるところがない」と思われている。

そんな彼をヴィクトリアが結婚相手として選んだのは、家柄の良さと彼女の野望の妨げにならない程度の愚かさを備えており、そして容姿端麗な子供を産む為の種馬としてピッタリだったからというだけの理由だった。

婚礼の儀にラウルが乱入した際、腰を抜かして失禁するという醜態を晒す。

更に、ラウルに操られてヴィクトリアを羽交い絞めにした時には、思わず「ママぁ~!!」と無様に泣き叫んでしまい、ラウルの失笑を買う。


ラウルが地獄へ行ってから2か月半、王都が災厄に見舞われている中、ラウルに懺悔し許しを請う事を目的とする「ラウル教」の教祖に祭り上げられる。

彼の髪は恐怖とストレスですっかり白くなり、容姿はやつれ、美男子だった頃の面影は何処にもなくなっていた。

ラウルによる報復を恐れる他の市民達もラウル教に帰依し、彼も「来るもの拒まず」の精神で彼等を受け入れていたが、国を混乱に陥れた反逆者ラウルを憎み国王による国の立て直しを望む「国王派」の市民達との間で内戦が勃発する事となる。

教祖とはいうものの、彼に信者達を統率する実力などある訳がなく、内戦も暴走した信者達が勝手に引き起こしたものであった。その間の彼は専ら神殿に籠ってただひたすらラウルに懺悔し、(何の効果のない)祈りを捧げているだけであった(しかもその懺悔の内容というのがラウルとは全く関係のない自らの行いに関するものばかりである)。

ラウルが市民達に対する復讐を行っていた際、ラウル教の拠点である神殿内にも堕天使達が雪崩れ込んだが、何故か彼と母親だけが堕天使達によって連れ去れずにいた。

しかしラウルが2人を特別扱いする筈もなく、神殿に現れたラウルによって母親と共に彼も審判を受ける事となる。審判の結果、そもそも2人共ラウルの公開処刑に参加しておらず、また魂も全く穢れていなかった為ラウルの復讐対象とはならなかった。

その後、ラウルに連れられて同じく無罪となった他の市民達と共に巨大な空飛ぶ船へと案内される。


スピンオフ

『安寧を希う最弱王子は、母の力で庇護無双する』では僅か3ページながらも主役を張る。

結婚式であれだけの醜態を晒しておきながら結婚自体は破談になっていなかった様であり、事件以降塞ぎ込みがちになったヴィクトリアを励まそうと城を訪れる。

が、丁度その時ラウルの魔法で乱心したサンドラが城内で大量虐殺を行っていた最中であり、失禁しながら逃げ帰り、母親に泣きつくという醜態を再び読者の前に晒す。


関連タグ

復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する

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癒し:作品の内容が内容だけにこの役目を当てはめられている。


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