概要
CV:喜多道枝
映画『のび太の海底鬼岩城』のメインゲストキャラクターで、海底人の国・ムー連邦の少年兵。原作漫画では黒髪だったが、映像作品では画像の様に金髪碧眼となっている。
主な武器はショック光線を発射可能な剣。
沈没船がバミューダ海域近くで発見された際に、陸上人がアトランティス軍を刺激することを警戒してマリアナ海溝に隠した。
その後、機密保持のため海底キャンプにやってきたドラえもん達をムー連邦に連れ帰り、彼等を監視するの役目を担った。
海底人の例にもれず長年戦争に明け暮れる陸上人に良い感情を持っていなかったが、脱走したドラえもんたちを追撃した際にアトランティス軍の攻撃を受け、ドラえもんたちから守られたことで彼らを見直し法廷でドラえもんたちの助命と陸上への送還を嘆願した。
嘆願空しく法廷でドラえもんたちの死刑判決が下されそうになったまさにその時、火山活動の影響でアトランティス軍の鬼角弾(大陸間弾道ミサイル)発射基地・鬼岩城が活動を再開した事が判明。
さらに大規模な海底火山の噴火が予測され、鬼岩城を制御する自動報復装置ポセイドンがこれを敵の攻撃と誤認し全世界に鬼角弾を発射する事が確実となってしまった。
鬼岩城に乗り込んでポセイドンを破壊する為、アトランティスを囲うバリアの下をくぐる事のできるカメレオン帽子を持つドラえもん達の力を借りることをムー連邦の首相に提言し、認められた。
そして、アトランティス軍との対決の際にドラえもんたちに同行。鬼岩城に乗り込んだ際には力及ばず鉄騎兵に捕らえられたが、水中バギーの犠牲でポセイドンが破壊されたことによりコントロール下にあった鉄騎兵が機能停止した為救われた。
全てが終わった後、約束通りドラえもんたちを陸上へ送還し、海底人と陸上人とが手を取り合える日を目指すことを誓い合った。
余談
1995年に上映されたミュージカル版ではオリジナルキャストである喜多氏のままで出演した。
エルを演じた喜多氏は2024年11月6日に老衰で死去。なお、亡くなる4ヶ月前には野比のび太を演じた小原乃梨子が、2ヶ月前にはドラえもんを演じた大山のぶ代が死亡している。