CV.村瀬歩(STAMPEDE)
エレンディラ・ザ・クリムゾンネイル
ミリオンズ・ナイブズの直属の部下であり、懐刀であるGUNG-HO-GUNSの本来存在しないはずであるロストナンバー13を与えられた最強の魔人として、余程の事ではない限り投入されない切り札の様な存在であった。そんじょそこらの女子よりスタイルがいい美貌のオカマである。
レガート・ブルーサマーズと並ぶ劇中最強クラスの怪物であり、巨大な釘を撃ち出すアタッシュケース状の巨大ニードルガンを得物にしている。
その得物のせいか、「えぐるってやるわ」「えぐるわよ」「えぐっちゃうわけ」など「えぐる」という言葉をよく使う。
レガートと同じく幼少の頃からナイブズに従い、心酔しているが、レガートが狂信的な信者然としているのに対し彼(女)の場合は淡々とした友情、もしくは愛情に近くナイブズに対しても時々タメ口をきいている。それと同時にレガートが自身の抱える破滅願望を行動に出しがちな事に対して「だから死にたがりは嫌なのよ」「(ナイブズの)手駒としての自覚はあるのかしら」と批判するなどナイブズの手駒としての役に徹する心構えのようでもある。そういう事からナイブズへの忠誠心は自分とタメをはるとしながらも、レガートとの仲は険悪である。
またレガートを始め基本的にコミュニケーション取りづらそうな連中ばかりのナイブズ一派の中では珍しく非常に人間味あふれる人物でもあり、コミカルな一面やギャグ顔を披露したり、ナイブズから感情を向けられるヴァッシュやレガートに軽く嫉妬したりもしている。
またレガートのように表面には出さないながらも、ナイブズの人類抹殺の目的が達成されて自分も殺される日を待ち望んでもいる。
その心情の背景には、リヴィオとの対決で「私はね、優しい男は嫌いよ。すぐに死んじゃうから」という言葉を残している事から、かって彼(女)に豊かな感情を与えてくれた優しい男性を喪った過去があるのかも知れない。
能力
人智を超えた特殊能力を持つGUNG-HO-GUNSの中ではエレンディラの能力はシンプルである。極限まで研ぎ澄まされた戦闘センスと身体能力、これだけである。後述するどこに弾が入ってるのか分からない巨大釘打ちマッスィーンもさることながら、エレンディラは身体能力だけでなく洞察力や読みまで含めた戦闘力の地力が他のメンバーとかけ離れているのである。
最初のリヴィオとの対決では、GUNG-HO-GUNS最強クラスの彼をもってしてもほぼ何も出来ないままに文字通り瞬殺しており、格の違いを見せつけた。
メインウェポンであるアタッシュケース状の巨大ネイルガンは遥か上空を飛行する戦闘機(外宇宙探査が可能な技術のとてつもない代物)や飛来したミサイル(トライガン部隊の砂の惑星の兵器の類はプラントマテリアルにより現実のものが比較にならない性能)を貫通するほどの速度と射程と威力を持つ代物だが、エレンディラはそれより速く動けるため、連射したとしても発射音が一発分しか聞こえないというデタラメさである。
このネイルガンは弦を引く強さにより威力と速度を変えられエレンディラがそれより速く動ける時の引きの強さは不明。
奥の手としてネイルガン本体の装甲を一部パージし弦を通常の限界を遥かに超えて引き、リヴィオさえも微塵にされかける威力と速度で放つことも可能。
さらにどこぞの銀河鉄道の美女みたいな服装の下には実力を制限するための拘束具を着込んでおり、これを解放するともはやラズロ以上のレベルでなければ捉えられないほどの速さで攻防が可能。
その身体能力により当然ながらとてつもない怪力を誇り、頭をつかまれたリヴィオが身動きとれないすんでの状態になった。
エレンディラとタメを張るレガートがその身体能力による怪力を誇ることからもその凄まじさが分かる(実際にはレガートの方が身体能力は上であるが)
STAMPEDE
2023年放送のリメイクアニメSTAMPEDEでは序盤から登場。
外観は大きく変わり、子供となっている。