モネヴ・ザ・ゲイル
もねぶざげいる
CV:天田益男
ヴァシュに襲いかかった最初のGUNG-HO-GUNS。ナイブズの信奉組織によって育成された殺人マシーンであり、レガート・ブルーサマーズの命を受けヴァッシュと激突した。
20年間ひたすら戦闘訓練を受けただけあって凄まじい筋肉と戦闘力を誇っており、超重量の重火器を軽々背負って立ち回る実力の持ち主。
その戦闘力でヴァッシュを殺そうとするも、周囲の人間を巻き込む無差別攻撃に出たことがヴァッシュの怒りを買い圧倒的な実力差で倒された。
不殺の信条からヴァッシュには見逃されたものの、任務失敗の罰としてマイン・ザ・EGマインに処刑された。
後にマキシマム2巻において雷泥・ザ・ブレードがヴァッシュと一騎打ちを行った際に、左手の義手に仕込まれた隠し銃を使われて「モネヴの報告を失念していた」と呟いていることから、こんな状況下でも処刑される前にちゃんと上司や仲間のために戦況報告は行っていたこと、そしてモネヴの境遇的に全く顔を合わせたことがないであろう雷泥から名前を覚えられていたという意外な事実が死後に判明した。もっともそうまでして報告した情報が全く生かされなかったのは皮肉だが…。
また、TVアニメ版は序盤~中盤は完全なオリジナルストーリーもありつつも比較的原作のエピソード(読み切り外伝も含む)に忠実な展開で物語が進むものの、レガートやGUNG-HO-GUNSが登場して原作が無印からマキシマムに移行する辺りのタイミングから独自の展開でストーリーが進むため、GUNG-HO-GUNSのメンバーは大半の者が戦闘方法、登場順、素性、死因などの設定が原作と異なっていたり、後の方に出てくるメンバーについては完全に別人であったが、最初に登場することもあってかモネヴだけは、その劇中の行動や戦闘方法などは原作との差異が殆どない。
CV:小林親弘
ナイヴズ一派によって作られた改造人間で、風車の村でヴァッシュに襲いかかった。
ヘルメットが青い髑髏のホログラムが映った禍々しいデザインに変わっており、両腕のガトリングガンに追加装備された送風機で「ゲイル」の名前通り強風で相手を吹き飛ばす攻撃が出来るようになった。
また、胸元に装着されたアンプルを使うことで限定的ながらダメージを回復することも可能。
デザインのモデルはスパイダーマンのライバルベノムで、名前もベノムVENOMを逆さにしたアナグラムである。
登場当初は作者の中でもGUNG-HO-GUNSの構想が固まっていなかったようで、能力(特徴)的には「膂力に物を言わせて各種重火器を軽々と扱う」という程度のものであり、他のメンツに比べれば割と普通・・・というかぶっちゃけ地味。(と言ってもトライガン世界の武装の類はプラントのマテリアルにより現実などと比較にならない超性能なので、その超重量超性能火器をぶっ放してくるのはとてつもない脅威ではある)
十年ほど前に海洋堂からアクションフィギュとして立体化されており、そのかっこよさと造形としての完成度から評価も高かった。
現在の時点で市販製品として唯一立体化・販売されたGUNG-HO-GUNSである。