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「この女神を働かせたんだから、こんな結末も当然だっての」


CV:沼倉愛美


概要編集

レッド:プライドオブエデン』に登場するキャラクターの一人。中国語表記は「伊万斯」、英語表記は「Evanthe」。愛称は「エヴァ」。

単なるゲームキャラに留まらず、ゲームのナビゲーターを務めていたりカード占いに描かれていたり、更にはフィギュア化やねんどろいど化も行われていたりなど、ある意味ではこのゲームの看板キャラでもある。

半周年を記念して行われたキャラクター投票では第2位を獲得している。

派生として水着版が存在している。


プロフィール編集

名前エヴァンテ
動物遺伝子タテガミナマケモノ/ナマケモノ
レッドとしての能力三週間、完全に動かない事ができる
危険度低い
アンレッドに対する友好度中立
好きな物・場所怠ける事、テレビゲーム
嫌いな物・場所仕事、面倒くさい事

死者の転生を司る女神で、その名は神話を通して世界中に知られている。作中では(少なくともストーリー上は)主人公が最初に出会う人物であり、彼女によって彼はエデン大陸へと転生し、ストーリーが始まる事となる。

主人公はその前に火事の最中に猫を身を挺して救って命を落としており、エヴァンテはその行いを評価して転生させたとの事。

なお、その際に「元の世界に戻りたければ『あんたが救った猫』を探すといいよ」と言い残している。


基となった動物(タテガミナマケモノ)について編集

タテガミナマケモノは猿に似た哺乳類、ナマケモノの一種である。数時間に渡って移動する事はなく、木の上で足を使って吊られ続ける事ができる動かなさから、「ナマケモノ」と呼ばれるようになった。タテガミナマケモノは熱帯雨林で一年中、木の上で生活し、ほとんど地面に降りてくる事はない。長い後ろ足を持っているが歩く事ができない為、動きは爪と前足に完全に依存して体を引きずるように移動する。前足の負担が大きい事もあり移動は遅く、2kmを移動するのに何十日もかかってしまう。しかし泳ぐ事はでき、雨季に洪水になると素早く泳いで対応してみせる。また、食事に関しても一日8g程度の木の葉を食べるだけで、排泄は週に一度に留まる。

(作中の解説より引用)



容姿編集

無題センシティブな作品

センシティブな作品

イラストの通り、ピンク色の髪赤い目に腰にまで届くほどに長いツインテール、星形の髪飾りが特徴。最初の立ち絵(イラスト1枚目)ではTシャツを着ているが、次の立ち絵(イラスト2枚目)ではヘッドホンを身に着け、フリルの服(?)に白タイツ、そしてパンツ一丁……と中々に際どい恰好をしている。恥ずかしかったり寒かったりはしないのだろうか……いや、女神だから大丈夫か。

派生の水着版(イラスト3枚目)ではサングラスを掛け、白いフリル付きのビキニを身に着けている。

見た目こそは12歳くらいの幼女だが、神話の女神という事もあって、作中で仄めかされた台詞から推察するに少なくとも数千年は女神として生きている。

その容姿から彼女に惚れる大人もおり、その一人であるアルトゥーロは彼女に猛烈なアタックを仕掛けて返り討ちに遭っている。



人物編集

端的に言えば駄女神。とにかく働きたがらない怠け者で、一日中部屋に引き籠ってゲームをして遊んだりアニメを鑑賞したり、理由を付けてクエストに行こうとしない。出撃時には 「行かない行かない行かない~!」 と駄々をこねている(嫌々言いながらも結局は戦ってくれるが)。女神としての仕事は特に大嫌いで、仕事中に平然とゲームをしたり、面倒だからと言って死者の転生先を適当に決めたり、挙句上に述べた主人公が転生できる理由も「早くゲームをしたいから」という理由で適当に付けた物である。おまけに主人公が転生にやって来たせいでゲームのセーブができなかったとして彼を軽蔑までしてしまっている。特に派生の水着版ではその怠惰な性格がより顕著に表れている。

その怠けっぷりは天界の神も呆れるほどで、力を奪われ女神から降格して現世に堕とされて天の塔の管理をやらされている。だが彼女はゲームを取り寄せられる程度の能力が残っていると知るや否や部屋にベッドやらテレビやらを設置し、塔の管理を放っぽり出してゲームをし始めている。曰く「ここに来る前は管理者がいなくてもしっかり塔として機能していたので、わざわざ管理しなくても大丈夫」らしい。

ただ、ここまで怠けるようになった理由にはとある事情が絡んでいる。


神話の女神エヴァンテとしてその名は世界中に知れ渡っているが、彼女がその女神本人であってもまず本物と認められる事は少ない。これは神話にあやかって「エヴァンテ」と名付けられた人が多い為にエヴァンテという名前がさほど珍しい物ではない事と、女神エヴァンテはあくまでも神話上の人物であるという認識が広まっている事による物であり、人間とそれほど変わらない容姿の彼女はその女神本人だとは認識されないからである。


作中での台詞に労働基準法が登場する事から、現代の法制度の知識もあるようである。また作中世界には存在しない筈のゲーム機やテレビ、ヘッドホンといったハイテク機器を常に持っている。あくまで世界と世界との間で転生の仲立ちをするという役職に身を置く都合上、転生者からその世界の知識や物品が持ち込まれる可能性がある事を考えればそうおかしい事でもないが。


ゲームの腕やガチャ運は相当な物で、相手からチート使用を疑われるほどだという。


ピースという後輩の神がおり、現在はゲームは彼女から仕入れてもらっているらしい。



ゲームのキャラクターとして編集

センシティブな作品

「これこそ女神の力ってワケ」

色々とグータラなエヴァンテであるが、カテゴリーはSSR。女神の名に相応しいステータスを備えている。

エヴァンテ最大の特徴は「聖佑」だろう。「聖佑」は簡潔に述べれば攻撃を受けるまで解除されない無敵バリアのような物で、エヴァンテは特技を使用すると必ず2回分これを自身へ付与する。この為耐久性と生存性に優れており、前衛に置いてタンクとして活用する事もできる。ただしキキョウはこの聖佑を無視してダメージを与える事ができるので、マッチングで彼女が出てきた場合は注意したい。逆に言えば、相手にエヴァンテが出てきた場合はキキョウで対抗する事を推奨する。

また「低HP狙撃」も特徴であり、これは文字通りHPが最も低い相手を集中的に攻撃するというスキルである。HPが低ければ低いほどダメージ倍率が上がるので、体力が低いキャラから倒していく事ができる。

奥義は最もHPが低い対象2体に攻撃を加える物で、対象のHPが低ければ低いほどダメージ量は増加する。


全体的に言えば前衛でも後衛でも活躍できる非常に使い勝手が良いステータスである為、手に入ったら積極的に育成・活用していこう。


入手方法はガチャ、もしくは「SSR冒険者招待券」を使用して手に入れる事ができる。


水着版編集

派生の水着版でも聖佑と低HP狙撃は健在。ただし発動条件は元とは異なり一定のダメージを受ける必要があり、また効果も1回分しか付与されないので注意したい。

しかし特技使用時に「重傷」を最もHPが低い相手に付与する事ができる。「重傷」とは対象のHP回復を無効にするデバフの事。このデバフと低HP狙撃の為に相手の回復を禁じたまま相手のHPを一方的に削る事ができるので、手に入ったら積極的に活用しよう。

奥義は元と同じく最もHPが低い対象2体に攻撃を加える物だが、こちらは対象に重傷を付与する事ができ、また相手からSPを吸収し、その内40%ほどを最もSPが少ない味方に分け合う事もできる。またSPのチャージが速いので奥義の回転率も高い。


全体的に見ればアタッカーとバファー・デバファーを両立できているといった所。ただし先述の通り聖佑による耐久力は抑えられているのでタンクとしてはやや不向きだろう。


入手方法は現時点では夏季限定イベントでのガチャのみ。現在では入手不可。



関連イラスト編集

センシティブな作品センシティブな作品

エヴァンテこの女神を働かせる報酬



関連タグ編集

レッド:プライドオブエデン 女神 駄女神 合法ロリ





































以下、ネタバレ注意
























エヴァンテは元々は遥か遠い昔に夭折した幼い少女だった。

目覚めた時には全能の神の手によって女神へと生まれ変わっており、同時にこの世界の全てを知り、運命を操る力を与えられた。女神として生まれ変わったばかりの頃のエヴァンテは幼いまま死んだ事もあって純粋であり、その力を使って世界の人々を幸せにしようと日々努めていた。

実は■■■を生み出したのも彼女だと言われている(※)。


だが彼女の努力を嘲笑うかのように、運命は必ず悲惨な方向へ導かれた。

人間達はくだらない欲望や信条同士のぶつかり合いや些細な意見の食い違いですぐに血塗れの殺し合いを始め、その争いに自分と同じレッド達も巻き込まれて大勢の犠牲者を出していた。醜い争いばかりを繰り返す人間と、訳もなく殺されていく大勢の同胞達を数え切れないほど見てきたエヴァンテは、いくらその運命を変えようと努力しても必ず同じ悲惨な結果に帰結する事に次第に嫌気が差すようになり、遂に全てを諦めてしまった。

それ以降は世界の全てを運命の成り行きに任せる事にし、自身は死者の転生など女神としての必要最低限の仕事をするだけで、後は部屋に籠ってただひたすら「世界」から逃げ続けた。

その時に出会ったのがゲームやアニメであり、彼女はそれを気晴らしとして享受し続けた。

エヴァンテは次第に堕落していき、その有様に見切りを付けた全能の神は彼女の力を抑えて一人のレッドとして世界に落とされてしまって現在に至っている。


努力が報われず、結果に裏切られ続けたエヴァンテは「理想の為に努力する」という事に疑問を抱いており、戦争をなくす為に努力を重ねるグローリアを憐れんで「これ(戦争)はずっと続く」と忠告している。

またクイン「色々な事を知りすぎたり、失いすぎたが故に全てを諦めた」と推察している。


(※)ゲーム中では伏せ字になっているが、文脈や伏せられた文字数からしてレッドを指していると推測される。

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