概要・ゲームシステム
本作はオウガバトルサーガの第6章として制作された作品。
時系列的には、第5章にあたる『1作目:伝説のオウガバトル』の終了後、第7章となる『2作目:タクティクスオウガ』とほぼ同時期の物語となる。
ゲームシステムはリアルタイムシミュレーション(自軍と敵軍が同時間内に思考・行動する)の『伝説』をベースとしつつ、そこに『タクティクスオウガ』の要素や新たなアイデアを追加したものとなっている。
ゲーム内音楽やシステムは「伝説のオウガバトル」をそのままスケールアップしたものであり、雰囲気もそのままである。一方、2作目で大きくシステムが変わったタクティクスオウガ要素はほとんど無い。
システムの中でも大きな特徴となっているのはレギオンの概念である。
キャラ(兵士)を束ねてユニット(部隊)を構成するのは『伝説』と同様であるが、本作ではいくつかの条件を満たすことで、複数のユニットをひとまとめにして陣形を組ませ、一つのレギオン(軍団)として運用することができるようになった。
つまり、部隊を個別に動かすだけでなく、状況に応じて組織化することも可能となっている。
ストーリー
開闢王(かいびゃくおう)を祖とするパラティヌス王国。かつては豊穣の国と謳われたその繁栄も今は失われ、北方の大国・ローディス教国の属国という立場に甘んじていた。
ローディスの庇護の下、安楽な生活を送る王侯貴族。それを支えていたのは強制労働に駆り立てられる平民と下級民であった。持つ者と持たざる者の軋轢は高まり続け、やがて民衆の不満は階級制度の撤廃を求める革命運動という形となって表れる。
南部軍の士官候補生として配属されていたマグナス・ガラントとその仲間達も、時代の変革の波に否応なく巻き込まれてゆくのであった・・・。
オウガバトルシリーズ全体から見れば、ローディスからニルダム王国を開放させる段階の章であるのだが、ニルダム王国の描写はほとんどなく、同時並行でそういったことが起こっている程度の話でしかない。ラシュディやローディス教国関連の話もわずかに登場する。
物語の大半が、マグナスがパラディヌス王国内で革命を成功させるストーリーとなっており、上級市民と下級市民・ローディス教と旧宗教で分断されたパラディヌス王国を統一していく。
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