概要
硬骨魚綱・カサゴ目・カジカ亜目・クサウオ科・コンニャクウオ属の海水魚。
体長は30㎝程。体の半分くらいある長い胸鰭が特徴。
これまで近縁種のハゴロモコンニャクウオと同種と考えられていたが、色彩の違い、感覚孔の数の相違、遺伝的な距離等があることから京都大学の甲斐嘉晃博士と中央水産研究所の柳本卓博士、アクアマリンふくしまが共同研究を行い、今回の発表で新種となった。
生息しているのは餌であるエビが多く住む岩場。普段は流されないように大きな吸盤でくっ付いており、餌を探す時は胸鰭を使ってをヒラヒラと動かして泳ぐ。
名前の由来は海中を舞っているような美しい姿。竜宮城の乙姫がイメージされることから「オトヒメコンニャクウオ」という標準和名が考案された。