概要
『ポケットモンスターソード/シールド』に登場するサイトウとオニオンのカップリング。
ジムチャレンジ中盤以降に訪れる町のひとつ、ラテラルタウンのジムリーダー。『ソード』ではサイトウが、『シールド』ではオニオンがチャレンジャーを迎え撃つ。ただし『ソード』にはオニオンの影も形も無く、『シールド』にはサイトウの名前さえ出てこないという因果な関係。
オニオンの設定画の中に、彼のアホ毛の挙動に驚くサイトウとのツーショットがラフに描かれているのが唯一と言ってもいい接点だった。
ゲーム本編では出会いようもない二人だが、同じ責務を担う者同士、何もないわけはないだろうという熱い思いを抱くに至った一部プレイヤーから、コンビ(あるいはカップリング)扱いされるようになった、『剣盾』においては変わり種のペアである。
かくとうタイプの使い手であるサイトウが、相性の悪いゴーストやエスパーへの対策を入念に行なっていることは『ソード』のチャレンジャーにとって周知の事実だが、その背景にラテラルスタジアムのジムリーダーの座を賭けて競い合うオニオンの姿を垣間見た者も少なくなかった様子。
奇しくも、それぞれの奥の手であるカイリキーとゲンガーはいずれも通信交換によって進化するポケモンであり、一部では「二人が互いのポケモンを交換したのではないか」という珍説も飛び出している。
連作の短編アニメーション『 薄明の翼 』では、共に出演を果たしており、決して交わることのなかった二人が共に存在する世界観であると示唆され、オニサイ(サイオニ)派が沸き立つこととなった。ただし、作中では最後まで直接の絡みはなく、両者の具体的な関係についても語られず終いであった(作中の描写から、少なくともラテラルタウンのジムリーダーの仕事を熟しているのはサイトウの方である模様)。