「この世に一つしかない」「唯一無二の」といった意味。
概要
ナンバーワン(一番)にはなれない(なれなかった)人やものを、敗者ではなくたった1つしかない特別な価値のあるもの(オンリーワン)である、ゆえに勝ち負けは関係なく、全員が尊い存在なのだと肯定する言葉である。みんな一等賞ということ。
この思想に染まった世代は「オンリーワン世代」と命名され、社会主義に対する自由主義、所謂「リベラル」を体現する言葉として定着。
個人思想軽視からくる社会主義に対する反発、あるいは社会経済停滞を招く危険な思想として肯定的な意味でも否定的な意味でも用いられる言葉である。
由来
槇原敬之がSMAPに提供した大ヒット曲「世界に一つだけの花」の歌詞
「NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」から急激に世に広まった。
この歌が大流行した2003年当時は、励まされるということで広まっていった言葉だが
「要するに身の程を知れということ」「敗残者の負け惜しみ」
「ナンバーワンとはオンリーワンの中から選ぶもの」
「ナンバーワンこそがオンリーワンだろう」等など、現実的あるいはシニカルに受け止める意見も多かった。
ちなみにイチローは「自分はナンバーワンになりたいので、オンリーワンとか甘っちょろいこと言ってる奴が大嫌い」と語っている。
花屋の店先に並んだ色んな花はどれも素敵で
この中から1番なんて選べない、一つ一つがオンリーワン
と、いうような歌が存在するが
店に並ぶ花たちは数々の選別作業を潜り抜けてきた
エリートであることを忘れてはならないぞ
結局駄目な奴は捨てられる世の中ということだな!
関連タグ
村八分…逆を返せばこれもオンリーワンと言える。
ダエッタ…オンリーワンというワードに深い関係がある。