概要
オーコギとは、秋田禎信の小説「魔術士オーフェン」シリーズの登場人物であるオーフェン×コギーことコンスタンス・マギーのカップリングタグである。
第一部&第二部、無謀編
本シリーズの主人公であり、非合法な金貸しとして日々貧しく暮らす破天荒な黒魔術士オーフェンと、シリーズの短編「無謀編」のヒロインであり、犯罪を取り締まるエリート集団「派遣警察」の一員であるにもかかわらず底抜けに無能なコギーの組み合わせは、オーフェンが一方的に彼女の面倒を見ているようでいて、年上のコギーがさり気なくオーフェンを気遣ったりフォローしていたりという中々に絶妙なバランスを保ち、それゆえに語られなかった彼らの今後の関係に期待を寄せるファンも多かった。
更に、作者である秋田禎信氏がインタビューで「オーフェンと結婚して上手くいく女性キャラ」として挙げたのがコギーだったこともひとつの要因と言える。
あいつがそいつでこいつがそれで~秋田BOX、第四部
その後、最終巻刊行から5年の沈黙を破り、作者の公式サイトで連載がスタートした「あいつがそいつでこいつがそれで(あいつ以下略)」。
多くの根強いファンがカムバックに歓声を上げ、その更新を心待ちにする中で起こったのが、いわゆる「旦那ショック」である。連載の中でコギーが既にオーフェン以外の人と結婚し、人妻となっている事実が明かされた。
また、第4部ではオーフェンの妻が、長編「はぐれ旅」のヒロインであるクリーオウ・エバーラスティンであることも判明した。
結果、本タグが第三部、第四部で用いられることは極めて少ないが、20年以上の歳月を経て、互いに立場は変わりつつもなお、相変わらずの友人である2人の関係性はとても彼ららしいとも言える。