CV
- 飯塚雅弓(ラジオドラマ、ゲーム。メディアコンテンツパッケージで見た場合はクリーオウとの兼役となる)
- 高橋美佳子(スレイヤーズVSオーフェン以降のドラマCD)
- 小山百代(2020年テレビアニメ)
概要
編んでまとめた後ろ髪とブルーのダブルのスーツがトレードマークの『無謀編』ヒロイン。
本名:コンスタンス・マギー。
キエサルヒマ大陸の治安を維持する騎士団の中で、大陸全土に渡る案件の捜査を担当する(管轄を超えた大陸捜査権を持つ)エリート組織「派遣警察」に所属する婦人警察官。
大陸各地で軽犯罪を重ねるボルカノ・ボルカンを追ってトトカンタへとやってきたこから、オーフェンと行動を共にするようになる。
曰く「泥棒少年を大声で脅して追い払うくらいしか役に立たない無能」。
人物
在学時の成績(ペーパーテスト)は非常に優秀。「神童」、「防犯の女神姫」、「親の七光り」などと呼ばれていたという。
しかし現場では、「無能警官」などと揶揄されるほどのドジを重ね、デスクワークに回される、市警察に出向させられる、果てしなく意味の無い作業を命じられるなど、捜査任務から遠ざけられることもしばしば。無謀編の登場人物全般に言えることであるが人の話をあまり聞かない傾向があり、思い込みも激しい。何度か本部転属のチャンスを得るも、ことごとく逃している。
武器は他の武装警官も使用している麻酔ダーツだが、1回しか命中した事が無いほど腕が悪い(初任務の時は完全に動きが停止した地人兄弟に直接刺していたが)。
外見は可愛いが相方がシリーズ人間のクズであることもあり、毎回の如くどつき漫才ばりに男女平等パンチ受けるわ、手違いで下着姿で爆睡していた所を見られても謝罪の一言もされないわ、魔術でぶっ飛ばされるわ、敵に巨大な金槌で顔面を殴打されるわ、しまいにはオーフェンから敵の盾にされるわ一度として女扱いされる事が無かった。
分かりやすく言えばドラマCDでコラボしたこの人に「世間一般レベルの節度と道徳心」を与えたような扱いであった。
トトカンタ支部に配属されてからは事あるごとにオーフェンに手伝いを頼み込みに来るものの、自ら足を引っ張ることによる自爆・自滅は当たり前で、まともに任務をやり終えたことは皆無に等しい。オーフェン曰く、「ドジでマヌケが服を着て歩いている」「便所の蠅とり紙」。
オーフェンが『はぐれ旅』に出る半年ほど前に、妹のボニー、執事のキースと共に故郷のアーバンラマへと帰っていった。コギーがトトカンタに駐在していた期間は約半年に渡った。
令和版アニメでは1話のゲスト扱いであり、オーフェンとは初対面という設定になっている。
無謀編時点での家族構成
父親は商都アーバンラマの蒸気王フレデリック・マギー(故人)。
つまり、コギーは名家のご令嬢である。
姉にドロシー・マギー・ハウザー(愛称はドギー。既婚)、妹にボニー・マギー(愛称はボギー)がいる、三姉妹の次女。
無謀編後の動向
その後は派遣警察を退職し、姉のドロシーが監督する外大陸開拓計画の警備主任を務める。また、ドロシーが経営する工房の技師エリオット・フェイズと結婚しており、「マギー・フェイズ」に改姓。第一子サイアン・マギー・フェイズをもうけている。
夫と共に開拓団に同行し、原大陸に移住。後にラポワント市に派遣警察隊本部を設立し、司令長官となる。
あのシリーズ人間のクズと一緒に戦い抜いた半年間は決して無駄ではなく、今や鬼のコンスタンス呼ばわりされるほどの辣腕ぶりを披露している。
余談
実は『無謀編』本連載中、作者はコギーに皆勤賞をあげる事に熱中していた時期がある。
そのため『無謀編』には、コギーが一瞬だけ登場して即退場(あるいは名前だけ出されたり、存在だけを匂わされたりして終わり)という、いわゆる出オチ回がいくつかある(主には魔術士界隈がメインとなる回であり、出オチで引っ込んだコギーと入れ替わりにラシィ・クルティや該当回のゲストキャラなどが登場するパターンが多い)。
令和アニメ版でコギーが第1話のみのゲストとして登場したのも、この原作の出オチ演出を踏襲したもの(いわゆる原作再現演出)と見られる事もある。
関連タグ
魔術士オーフェン 無能 ドジっ子 リョナ こいつおまわりさんです