CV:緑川光(ラジオドラマとゲーム)、竹若拓磨(スレイヤーズVSオーフェン)
概要
不条理極まりない無謀編を代表するキャラクター。
キャラクター像
外見
普段は常に目を細めた微笑み顔や真顔でいる。
無感情と言うわけではなく、後述の婚約者アンジェリーが現れたときは、「現れたな、婚約者め!」とシリアスな焦り顔になった。
基本事項
初登場の時点で22歳(と思われる)。
アーバンラマの商家、マギー家に使える執事(見習い)。
基本的には三女のボニー・マギーの元と共に行動しているが、話が進むにつれ彼女への扱いがぞんざいになっていき、終盤はほとんど独立して行動していた。
口調は基本的にはうやうやしいが、言動は支離滅裂であり、その場のノリで物理法則すら無視して行動する。
彼が関わった時点で、あらゆる事象に信憑性がなくなると言え、来歴、家族関係、能力、思想、目的の全てが謎である。
ファンブックの人気投票に置いては非人間部門において堂々の一位を飾っている。
来歴
ボニー・マギーと共にトトカンタへやってくる。
当初はコンスタンス・マギーと敵対していたボニーのために、オーフェン対して嫌がらせを行っていたが、ボニーがオーフェンに惚れ込んで以降、ボニーと共にトトカンタに住み着き、幾度となくオーフェンをやっかい事に巻き込むようになる。
はぐれ旅本編の終了後、新大陸へ向かおうとするオーフェンと再会し、《スクルド号》の船長に任命される。
神人メイソンフォーリーンがスクルド号を沈没させた際、行方不明となり以降の来歴は不明。
後にキャプテン・キースとして像が建てられる。
性格
やたらとドラマティックな言動や仕草で、自分が持って行きたい方向へ雰囲気を盛り上げようとするが、次の瞬間にはそれまでの言動とは、まっこうから矛盾する行動に移っている。
オーフェンがキースに巻き込まれないよう用心すると、あらゆる不条理を引き起こして、無理矢理にでも巻き込む。
能力
執事養成学校《岬の楼閣》にて習得したという黒魔術を扱う、基本的にどんな攻撃をしても当たらない、その気があれば呼び鈴一つでどこにでも登場する、降霊術で幽霊屋敷を作り出す、何故か忍法や失われたはずの外洋航海術なども会得している、などなど、端的に言えばなんでもありである。
背景関係
オーフェンを面倒事に巻き込む際、何故こんなことをするのか、こんなことになったのかその背景物語を熱く語ることが多いが、どの説明も突拍子がない上、矛盾や不条理が多い。
家族構成
芸術家の祖父、接着剤を作る叔父、モグモゲラ村の村長である父改め母等々、全ての話を真に受けると、まともに家系図を作るのが困難になるが、全ての話題が投げっぱなしのため、結局何が本当で嘘なのかは不明のままである。
婚約者
二十名を超える婚約者がいるらしい。一部人間でないものが含まれていたりする。
あちこちで婚約しているものの「執事が結婚するわけがない」という理由で、結局誰とも結婚には至っていない。
第二十八代目婚約者であるアンジェリー(翼獣)を倒してしまったオーフェンが、第二十九代目婚約者に選ばれてしまったこともある。
人間関係
一応、マギー家の執事としてお嬢様方にへりくだっているようだが、内心では馬鹿にしている様子も見受けられる。オーフェンとは縁があるが、オーフェンは思い出したくもないと嫌っている。ただし、ドロシーの旦那とは不思議と気があっており当人曰く、嘘同盟を組んでいる。ただし、これも嘘。また、スレイヤーズVSオーフェンではナーガと意気投合をしておりある戦いでは服を交換すると言う恐怖の攻撃をして敵味方関係無く戦闘不能に陥れた。
余談
『スレイヤーズVSオーフェン』において担当声優が竹若に変更されているのは、スレイヤーズ側に緑川氏が声を当てる人物がおり、一人二役だとボイスドラマという媒体ではキャラクターの区別が困難になるためと思われる。