概要
"cacodemon" のカナ表記。
本来はギリシャ語で "κακοδαίμων(カコダイモーン)" 、日本語に訳すと「悪しき霊」であり、「善き霊」である "Ἀγαθοδαίμων(アガトダイモーン)" と対をなす。
いわゆる「悪魔」を指す「デーモン」の語源は、本来善悪の区別なく神や天使も含む霊的存在全般を指す「ダイモーン」である(『ダイモン』の記事も参照)。
カコダイモーン改めカコデーモンは、現在の魔神たちの序列が形成される以前から魔界を仕切ってきた古参の魔神として、複数のファンタジー作品に登場する。
災禍の中心』のカコデーモンは赤肌に捻じれた二本角を持つ肥満体の悪魔で、イフリートやピットフィーンド等を引き連れB7・B8・B777で出現、ラスボスの供も務める。
『本記事では『DOOM』シリーズのカコデーモンについて記述する。
どんな奴?
DOOMに登場する浮遊する球体型デーモン、単眼で大きな口に赤い体をした敵
口から火球を吐き出したり近くにいた場合噛み付き攻撃したりとバリエーションはこの弐つしかないが後半から登場する敵とあるだけ一回の攻撃は下手したら致命傷になりかねない威力を持つ
しかも一体ではなく基本的に2体以上で襲ってくるため初期ステータスではギリギリの戦いを強いられる
こいつ自体あまり耐久はない物の攻撃モーションは大型の割には早いので対処が難しい
ノックバック効果もあるので下手したらリングアウトで死亡、なんてことも
DOOMでの死亡モーションは目が潰れた後に中身が飛び出す描写で言うのもおかしいが可愛らしい死に方である
1993年5月22日にリリースされたDOOMのアルファバージョンにカコデーモンのグラフィックが初めて登場し、1993年10月4日のプレスリリースにて敵として初登場
DOOMの最終バージョンでは「Hurt me Plenty」以上の難易度のE2M1に初めて登場
登場
DOOM
自慢は地獄に続いているかのような大きな口。こいつに近づきすぎると、こんがり丸焼けにされる――Windows95版Doom2ユーザーズマニュアルより
マスコットキャラクターとして確立させたカコデーモンのビジュアル、可愛らしく度々公式からもWindows95ポートのDOOMでもアイコンがこのカコデーモンになったりしてる
DOOM2
前作DOOMと変わらず登場するが実は似たようなデーモンが登場する
ペインエレメンタル
カコデーモンより耐久力が高く、ロストソウルと呼ばれる炎に包まれた生首の敵を呼び出して攻撃してくる。
DOOM3
ここから可愛げが無くなりホラー面が全力に表に出てきた
脳が露出し触手らしき何かが垂れ下がりと完全にプレイヤーを漏らさせる方向に走ってきた
DOOM(2016)
DOOMとDOOM3を足して×4したような姿に
ホラー面は薄れたものの怖さが前に出ておりプレイヤーにとっては嫌な思いでしかない人物も多いだろう
Doom Eternal
引き続き登場だが何と全体的なビジュアルが初代DOOMに近くなっており目にハイライトが張ったことにより可愛らしい姿を取り戻してる
なお前作からのプレイを推奨されてるゲームなだけあってステージ2から登場する
なおグローリーキルではどの方向から入れても眼球を引っこ抜かれる、流石に可哀想過ぎやしませんかね
余談
海外のDOOMFandomWikiではサイトアイコンがこのカコデーモンを使用してる
SteamのDOOM Ultimateのアイコンはカコデーモンを採用してる
DOOM ETERNALではドームの拠点にて主人公のプレイべートルームのPCが置いてある机に初代カコデーモンが表紙を飾ってる、タイトルは「kadingir Cooking」、その中にCACO CAKESがピックアップされてる、表紙から見るにカコデーモンを使ったケーキなんだろうけどとんでもないゲテモノ料理である