カメハ王子
かめはおうじ
マルタの国の王子。ワルぼうとともに連日イタズラを繰り返して国中を困らせていたがゲームの冒頭でイルとルカから木の実パイを奪い取り四人で争奪戦を繰り返し、ルカ達は無事に取り返すのだがその時にマルタの力を漏れないようにするマルタのへそを壊してしまう。
その後は怖くなったのかどこかに逃走。しかし、その後は責任を感じたのか自分の力で解決しようと異世界を駆けずり回って探す等の努力をし、マルタのへそを二手にわかれて探すのを手伝うようになる(なお、本人は先にどちらがマルタのへそを見つけられのか張り合っている)。
ちなみに、『雪と氷の世界』の「ウェスターニャ」での心を失い笑えなくなったユナ姫を笑わすお触れの際にカメハ王子はイルルカではダンスを披露するのだが、ダンスと評してよいかと言いたくなる程に絶望的にセンスがないヘンテコなダンスを披露している。
行動力はすさまじく天空の世界では魔王となってムドー等の高位のモンスターを従えていた。
ドークから奪った宝を街中の人に今まで迷惑をかけたお詫びとして配るのだが、その時とてつもなくやばい裏ボスを宝箱の封印から解いてしまい今度はマルタどころかか世界が滅びかけた。
後にわかるのだが「いずれ封印は解けていた」という聖竜ミラクレアの言葉で、間接的に彼に責任は無いということがわかるものの、この事実を知るのは主人公のみでカメハ王子等は知る機会がないまま。
そのため今回は折れてしまってか「ほとぼりが冷めるまで隠れている」とカメハは逃げてしまい、イルルカでは裏エンディング後も基本的に出てこなくなってしまう。また事件解決後も封印を解いた元凶と目されることに変わらず、格闘場のとある対戦では「マルタを滅亡の危機に追い込んだ超問題児」と言われたり、父親である国王から「今度ばかりは許さぬ」と言われている。
ただし彼自身は悪意あって封印を解いた訳ではないしマルタのへそ騒動では自身のやらかしに責任を取ろうと奔走してたりイルorルカに助けられた際は素直に礼を言ったりと根は素直で悪いやつではない。またムドーには認められており王としての才能はある模様である。
軽率な行動には反省し以降に活かして立派なマルタの王になってもらいたいものである。
目は緑色で肌は薄茶色い褐色肌。彼の故郷マルタが暑いためずっと薄着である。
たとえそれが寒い極寒の氷の世界であろうがずっと同じ格好である(本人はその事について何も言っていない事からまったく寒くないのだろう)。
なお、父の方も前作の『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』のジュヒョウの国でも南国の恰好をしてる。(一方、ミレーユはとても寒いと言っており体が震えるほどである)
服装のデザインはDQM2ではターバンのような帽子に白短パンと前に大きなネクタイを付けたような上半身裸の露出度が高めな南国スタイル。(極端な話、ズボンは履いてるものの上半身は裸ネクタイに近いものである)
イルルカではDQM2の衣装をベースに帽子には大きな宝石を数個も装飾され背中にはやや短めなマントを羽織っており、DQM2と比べ王子らしい衣装となり誤差程度とはいえ多少は露出も抑えられてる。
ただ、どちらもそちらの趣向の人には刺さりかねないデザインではある。またイルルカではかなり背が低めとなりキャラモデルもとい身長がイルとほぼ同じである。
『テリーのワンダーランド3D』では、登場はしないがジュヒョウの国でマルタ王の口から妻のお腹の中の子の話が聞ける。この話から、この「子」こそが他でも無い彼であるという事が推測できる。
そしてジュヒョウの国から帰って来た後は、彼が産まれたという知らせに上機嫌なマルタ王の姿が見られる。
これは後に発表された『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』のリメイク、『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』の大きな伏線とも言える。
また、これは1~2の間に少なくとも十年ほどの時間の経過がある事を示しており、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』の設定画ではおっさんだった王様が『テリーのワンダーランド3D』でナイスミドルになっている事も説明が付く。